- 2013-8-12
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
お盆休みということで、受験勉強に少しブレーキをかけて、ゆったりめの一日をすごしている方も多いと思います。
365日、四六時中、すっとハイテンションでは心も体も持ちませんからね。
ときどきこういうお盆などの節目のようなときには、ゆったりめの時間をとって、緩急を付けることも大切です。
で、そういうゆったり過ごすときにおススメなのが、少しまとまった時間をとって「今後のことを考える」という作業です。「今後のこと」というのは、テーマは何でもかまいません。
受験生の方であれば、多くの場合、それは勉強に関することになるでしょう。
また、勉強以外にも、もっと深いテーマ(たとえば「自分はどう生きていきたいか?」とか「今の自分の生活で改善すべきことは?」とか「夢を実現させるために大学生活で何をしたいか?」とか)を、一度じっくり考えてみるということ。
必ずしも、何らかの「答え」を出すためにその時間をとる必要はなく、あくまでゆっくりと自分の現在・未来などに「思いを馳(は)せる」ための時間です。
それくらい余裕を持っていたほうが、結果的に何らかのあなたにとって必要な「答え」が出やすくなります。ただし、あくまでそれを導き出すことが目的ではなく、「自分と向き合うこと」を目的とします。
その考えるための「まとまった時間」というのも、とくに決まりはありません。30分でも1時間でも、半日でも1日でも。都合のいい時間でいいです。
なぜ、お盆などの節目のときに、こういう作業をしておいたほうがいいかというと、
ある程度まとまった時間をとって自分と向き合うことで、ふだんの細々とした現実的な生活の中からは見えてこなかった、大事なことが見えてくることが多いからです。
そして、そこで見えてきた大事なことが、あなたの明日からの戦いにおけるモチベーションとなり、勉強に向かうやる気につながって行くことが少なくないのです。
ところが、いつもの現実的な忙しい生活の中で何かを考えようとしても、その生活状態から導き出される思考・発想しか生まれにくいわけです。
あなたが受験勉強を日々行っている理由は、究極のところ「未来の理想」のためのはず。
その「理想」の内容は人それぞれでしょうが、今の生活とはかなり違う「理想の生活(働き方まで含む)」をするための受験勉強であることは、皆同じはずです。
ただ、その「未来の理想」は、当然「今の現実」とは違うわけですから、そんな素晴らしい「未来の理想」をイメージしたり考えたりするときに、
「今の現実」の生活感いっぱいの場所・時間の中で、ちょこっと考える程度では、素晴らしい考えやワクワクするような発想も生まれにくいのです。
思考というのは、その今自分がいる場所にも大きく影響を受けます。ふだんのような目の前の現実的な戦いや、雑用などで忙しい中でそれを考えようとしても、、
その「今の現実」に近い、同じような考え・発想しか出にくいわけです。
よって、こういう休みの時期に、まとまった時間をとって自分自身の今後などについてゆっくり考えるなら、
できるだけ、今の生活場所から「離れた場所」に行って、思考を巡らしたほうがいいのです。
ふだん自宅の勉強部屋で勉強しているなら、あまり行かないカフェなどに行って、そこでゆったりと考える。
ふだん図書館で勉強しているなら、その図書館とは違う、どこか別の場所に行って考える。
考えるときには、ノートとペンを必ず持っていってください。そして、ぼーっと頭の中だけで考えるのではなく、
思いついたことを、どんどんノートに「書きなぐっていく」のです。形式ばる必要はまったく無いです。電話中のメモのように、書きまくる。
そうやって手を動かしながら、メモを残しながら思考していくと、どんどん深くていいアイデアが浮かんでくるものなのです。くれぐれも、ノートとペンはお忘れなく。
もちろん、何か本を持って行っても良いでしょう。できるだけ、その本は自分の未来や、自分自身と向き合うことにつながるような本がいいですね。
いずれにしろ、思考は場所に影響を受けやすいので、今の生活場所と同じところで何かを考えても、斬新で理想的ないいアイデアは浮かんでこないことが多いのです。
少し思い切って「いつもと違う空間」で、自分のことについてゆっくり考えてみる時間をできればとってみてください。
そして休みが終わったら、このとき考えた「未来の理想」に向かって、あらためてエンジン全開で前に突き進んで行くわけです。
ときどきはそういう形で、あえてまとまった時間をとって、脳をいつもと違う時空にバーンと飛ばして思考の緩急(メリハリ)をつけることで、脳のストレス解消にもなりますし、
自分と戦って行くための、心からのやる気を引き出せるようになるわけですね。
このお盆休み、よかったらノートとペンを片手に、小一時間ほどどこかのカフェにこもって自分と向き合ってみてください。