- 2013-6-12
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
あなたは普段、テレビやら新聞やらネットやらでニュースをチェックされていると思いますが、
このニュースというのは、いろんな意味であまりプラスにならないことが多いので、受験生の人はニュースチェックには注意が必要です。
なんとなくニュースを見ていると、それなりに世の中の情勢を把握している気分になりますし、テレビのニュース番組を見るときなども、バラエティ番組とは違ってなにやら自分がそれなりの情報収集をしている気分にもなります。すると
「世の中の情勢を把握することも大事だし、勉強にもなるし、ニュースぐらいは見ておかないとね」
というふうに思ってしまいがちなのですが、とくにあなたが受験生である場合、そのニュースチェックの時間が、いったいどれほど自分にとって本当に必要なのかを一度よく考えてみたほうがいいです。
ニュースを見て「なんとなく世の中の情勢を知っておくべき」「なんとなく勉強になっている気がする」みたいなあいまいな理由でニュースを見ていたら、一番大事な合格という夢をつかみ損ねてしまいかねません。
世の中の情勢をしっかり把握することより、自分の夢をつかむことの方が重要です。
よくある勘違いの例でいえば、大学受験生であれば、まず現代文の成績向上と、日頃のニュースや新聞のチェック量とには、ほぼまーったく相関関係はありません。
ニュースをみる理由に一瞬でも「現代文対策にもなってるし」などと頭に思い浮かんだら、要注意ですね。イエローカード状態です。
少なくとも受験勉強における現代文対策は、現代文の問題演習で行う以外にありえないです。
資格試験の場合も同様です。私もすべての資格試験を把握しているわけではありませんが、もしあなたがニュースチェックに何かの意味があると思っている場合は、
一度ご自身が受ける資格試験の実力向上と、日々のニュースチェックがどれほど関係しているのかしっかり考えてみたほうがいいかと思います。
よほど小論文あたりで、最近の経済や政治の話が「確実に出題される」ことがわかっている場合くらいは例外になりますが、
大半の受験生にとって、ニュースチェックの時間というのは成績アップにはまったくつながらない時間です。
チェックする意味は0ではないでしょうが、そこに何か受験生としての実力向上につながる要素があると思うのは間違いです。
ほとんどの場合、その時間を参考書や問題集を直接やることに費やしたほうが圧倒的に効率的な勉強につながります。
以上をふまえて、私が推奨するニュースチェックのおすすめ時間は1日最大で「5分」です。
あなたが自分の受験科目を振り返ってみて、ニュースチェックが合格には関係しないことがわかったら、
もう最大でも1日5分まででニュースチェックを終わらせるようにしてください。それで十分です。これで最低限、世の中で起こっている大きな出来事は把握できます。
また、1日5分以内であれば、その時間が受験の合否に大きく影響することもありません。
ダラダラしょっちゅうネットでニュースチェックをしている人は、もうタイマーを3~5分に設定して
「はい、今からニュースのチェックターイム!」
と大きく叫んで(!)1日1回集中してチェックする時間をとったほうがずっと効率的です。
もしくは決まった隙間時間にチェックすると決めて、それ以外の時間はもう絶対ニュースを見ないようにするか、ですね。
ニュースというのは、ほとんど受験勉強にはつながらないのに、つい勉強している気分になりがちな“勘違いしやすいコンテンツ”なので、
日々のニュースチェックは、しっかりルールを決めて、最低限の時間で終わらせることをおススメします。