- 2013-5-31
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
私の好きな精神科医の一人に樺沢紫苑(かばさわしおん)先生という方がいます。
この樺沢先生というのは、精神科医として実績を出しながらも、映画評論家としても国内トップクラスの規模を誇るメルマガを配信したり、マーケティング関係の書籍を何冊も出されていたりと、多ジャンルで大活躍されている異色の先生です。
このブログの読者さんは若い受験生の方が多いので説明しますと、何か一つの道を究めて行くことは大切ですが、
自分のキャリアの最終形として、こういう多彩な分野で活躍することを目指すのも、1つの素晴らしい生き方だと私は思います。
選択肢の一つとして「そんな生き方もある」と知っておくのは重要だと思うわけです。その意味でもとても参考になる方です。
何年か前にこの樺沢先生のセミナーに参加したことがあるのですが、当時先生のツイッターのフォロワーが5000人ほどいらっしゃったんですよね。
5000人でもすごい話なのですが、そのとき先生が「あと半年で10万人になると思います」とおっしゃってました。
私は半信半疑でしたが、その半年後、本当にフォロワーさんが10万人になってました。下手な芸能人より多いですね。
で、この樺沢先生、先日ツイッターでこんなツイートをされていらっしゃいました。
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運動不足は不眠症の重要な原因の一つです。
つまり、定期的に運動することが、不眠症の治療であり予防なのです。
全身の筋肉を使った有酸素運動による疲労感は、
それを回復させようと自然に「睡眠」を誘導します。運動が睡眠を引き寄せるのです
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つまり運動をしない日々が続くと、夜に寝られなくなる危険性があるよ、ということ。
なぜ今回私はこのツイートを引用したかといいますと、受験生にとっては「睡眠」が非常に大切なポイントになってくるにもかかわらず、
勉強ばかりする生活で「運動不足」になる人も多いからです。つまり、受験生にとっては大いに関係があるツイートなのです。
たとえば図書館やカフェで勉強するために、毎日20~30分でも歩いていると全然違うのですが、
1日の中にそういう移動時間すら無くて、宅勉が続いている人は注意が必要です。
もしくは外へ移動していたとしても、超短い移動時間だとか、車で移動している場合は運動をしていないのと同じですから要注意。
もちろん受験生というのは「脳」を使いますから、ずっと家にいたとしても、脳が疲労を回復させるために基本的に夜には眠くなるのですが、
「運動不足」というのは1日とか2日で大きな影響が出るわけではありませんので、もう少し長い期間(数週間~数ヶ月)で考えるべきなんですね。
「あれ?そういえばこの2週間、ほとんど家にこもって勉強しているぞ」というような状況になっているときには要注意なのです。
その運動不足が不眠症を引き起こす要因になりえます。
私の個人的な体験でも、夜寝られなくなって調子がおかしいときというのは、たいがい運動不足がしばらく続いたときです。
毎日ある程度の運動をしていると、運動不足の状態というのが、いかに「気持ち悪い」かを実感できます。「運動不足の気持ち悪さ」をしっかり体感できるのです。
これが運動する習慣が無いと、「今自分の体は、かなり気持ち悪い状態になっている」ということにすら気づかない場合があります。運動不足に慣れすぎて、その感覚が当たり前になっているのです。
こうなってくると不眠症の危険が高まり、勉強に向かうやる気そのものにも大きく影響が出てきます。
毎日ぐっすり寝て、翌日また気持ちよく勉強に励む。これが受験生の理想生活です。理想というか「必須」ですね。
生産性の高いパワフルな受験生活を送りたいのであれば、1日の中にできるだけ筋肉を使って「有酸素運動をする時間」を設けておいてください。
運動が睡眠を引き寄せ、その睡眠が勉強のやる気を高めてくれるのです。