- 2025-10-24
- メンタルの話, 仕事の話, 休日のすごし方, 働き方・キャリアの話, 勉強を楽しむテクニック, 目標を設定する
こんにちは、中西です。
本日、久しぶりに8時間ぶっ通しで仕事をしました。
時間は午前8時から16時まででしたが、昼休憩のような長時間の休憩は取らず、5分以内の短い休憩だけ取る形で、8時間過ごしました。
実行したタスクは一つだけで、その一つだけのタスクに関する作業だけ、ずっと没頭しておりました。
ちなみに、一人でやっていたわけではなく、オンライン上のグループ通話でつながったコーチングプログラムのメンバーさんも複数名、一緒に参加してくださっていました。
当初は午前8時から14時までの6時間ぶっ通しの予定だったのですが、14時の時点でまだ完全に没頭していてタスクに乗っていたので、
ここで途切らせるのはもったいないと考え、1時間延長を2回繰り返し、最終的に16時までの8時間になりました。
途中、食事休憩は取らずに、プロテインを飲んだり、野菜やゆで卵やチーズや魚肉ソーセージなど、簡単に作れてつまんで食べられそうなものだけを軽く食べつつ、短い休憩だけで最後まで行きました。
4時間ぐらいまでならよくあったのですが、私の中でこういう長時間休憩なしのぶっ続けは、近年では6時間ぐらいが一番長かったと思います。
今回、結果的にですが、8時間一つのタスクだけに没頭して思いましたが、
【 1つのタスクだけに長時間没頭する幸福感 】
というのは、確実にあるように思います。
ちなみに私はさまざまな仕組みを構築しているので、ネットに脱線することもなく、純粋に8時間一つのことだけに没頭できました。
その途中プロセスでタスクに関するAIとのキャッチボールも行っていて、今後の自分の人生が変わるレベルの気づきもありました。
この大きな気づきも、深いレベルで没頭する時間を長時間持ち続けたので行き着いたのだと感じています。
マルチタスク的に種類の違うさまざまな作業を切り替えて行っていたら、決して今回のようなパフォーマンスは生まれませんでした。
こういう一つのタスクに長時間没頭することをディープワークとも言いますが、以前それ関係の海外本を読んだ時に
「偉大な仕事はディープワークでないと生まれない」
という話がありました。
今回、久々に一つのことだけに長時間没頭してみて、改めてそのことを強く感じましたね。
もう少し詳しく言いますと、8時間ぶっ通しで一つのことに取り組んでいたのですが、
途中は結構な頻度で短時間ごとに椅子から立ち上がって、少し体を動かしたりして集中力を維持していました。
その時に空腹感があったら、ちょっとだけ何かつまんで食べるような感じです。
先日のメルマガで
「脳は切り替えに非常に大きなエネルギーを使う」
という話をしましたが、今回の例で言うと8時間ぶっ通しだったので、短時間の休憩はしても脳は切り替わっていない感覚でした。
5分以内と言いましたが、ほとんどは1〜2分の休憩だったので、感覚的には脳は切り替わらずにずっとぶっ通しで一つのタスクのことに意識が向いていた感じです。
結果として、人生が変わるレベルの大きな気づきや、普段ではありえないほどの生産性でタスクが前に進みました。
あと結構重要な点として、このプロセスで、私は「辛い」という感じがほとんどありませんでした。
時間だけ聞くと8時間ぶっ通しですので、非常に大きなストレスがかかってそうなものですが、
私の実感としては、ずっとゲームに没頭しているような感じに近いものがありました。
そもそもの内容がそこまで楽しいタスクかというと、ゲームみたいに楽しいわけではありません。
ですが、他のことに一切意識を向けないで、その一つのタスクのことだけに没頭していたので、
それ自体が心地いいと言いますか、大げさに言うと幸福感のような感覚を感じられました。
それで改めて思ったのですが、現代というのは気が散る広告やSNSやLINEの通知やニュースやYouTubeなどの脱線する要素が多数あります。
そういったものに極力意識を向けないで一つのことだけに、長時間没頭する体験というのは、非常に減ってきていると思います。
結果的に、一つのことに長時間没頭することができると、その内容に関わらず、
【 「その一つのことだけに没頭する体験」自体が貴重な体験になる 】
わけです。
まさにマインドフルネスでメンタルが安定するプロセスと非常に似ていると思われます。
マインドフルネスも今現在に意識を向けるわけですが、一つのタスクに没頭するというのは、その状態に酷似しているわけです。
やはり人間の脳というのは、マルチタスクで幸福感は得づらいようになっている気がしますね。
科学的な実験でもそういったマルチタスクでメンタルが悪化する的な研究結果は多いですが、
自分の中で過去になかったぐらい長時間一つのことに没頭してみて、改めてそれを感じました。
余談ですが、ノーベル賞に最も近いと言われている村上春樹さんは、毎日午前6時から13時までの7時間、執筆一つに没頭するのを習慣にされています。
『スタンド・バイ・ミー』や『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』などで有名な世界的作家のスティーブン・キング氏も、午前中に執筆をして、午後からは仕事をしないそうです。
余談の余談ですが、少し前にこのメルマガ(音声)で『サマータイムレンダ』というアニメが隠れた大傑作だという形で紹介したことがあります。
その話を聞いて、休日の丸1日を使って『サマータイムレンダ』を視聴した女性の読者さんがおられました。
1回あたり約20分で全25話なので、ぶっ通しで見れば9時間前後で見終わることができます。
普通そんなに一気に見る人はいないと思いますが、その読者さんは朝からぶっ通しで見て、ものすごく良かったと感想をくださいました。
『サマータイムレンダ』を最初から最後までぶっ通しで見て、1日で全部見終わるというのは、これはこれで最高に幸福感のある体験ではないかと個人的には思います。
それは内容が面白いというのもありますが、丸1日一つのことだけに没頭するということ自体が、現代では貴重な体験になるからです。
9時間前後と言うのは、その上でギリギリの長さな気がします。(土日で4時間半ずつに分けてもいいと思いますが)
内容は何でもいいのですが、そうやって一つのタスクに長時間没頭すると、終わった時にすごく大きな達成感と満足感があります。
自己肯定感のようなものも上がると思います。
今回8時間1つのタスクだけに没頭してみて、今後も無理に時間を作ってでも、定期的にこういう時間の使い方をした方がいいなと強く感じました。
というわけで、たった一つのことに長時間没頭するというのは、現代では極めて貴重な経験になる人が多いと思います。
メンタルの安定や幸福感や自己肯定感まで上がる可能性があるので、
最近長時間一つのことだけに没頭した記憶がない人は、対象は何でもいいので、よかったら休日などに一度試してみてください。
長時間没頭するので肉体は多少疲れるかもしれませんが、脳は喜ぶ可能性が高く、きっと最近忘れていた
「一つのことに没頭する喜び・幸福感・充実感」
を思い出せるはずです。


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