- 2013-4-6
- 2013年の記事, Todoリストで受験勉強するコツ, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 勉強計画の立て方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
最近ちまたで話題になっている、ドラゴンボールの新作映画が観たくて観たくて仕方がありません。
↑この敵、絶対あとで変身するとふんでるんですが。いかにも変身前の顔っぽいし。ちがうかな。
なんせ今回は原作者の鳥山先生がガッツリ作り込んだ映画だとか。
このブログの読者さんなら、私のドラゴンボール好きはご存知かと思います。
ともかく最近立て込んでいるので、ハズレの映画なんて観たくないですからね。ドラゴンボールは数年前に実写版で前科がありますから、慎重になっております。
右から2番目が亀仙人だそうです・・・あのね、もうね、ホントね・・・
誰か読者さんで新作のほうの映画を観た方いらっしゃいましたら、ネタバレは無しで面白かったかどうかだけ教えていただけないでしょうか。。。
「地球人最強がクリリン」という事実に驚愕しながら、本題。
受験勉強を進めていく上で、「勉強計画」を立てることは当然重要なポイントになってくるわけですが、
この「勉強計画」の立て方にも、ちょっとしたコツというものがあります。
その「ちょっとしたコツ」が、無数にあるんですが(-_-)
勘のいい人は、こういうコツを自分で直感的にあみ出せたりするんですが、
まあ、なかなかそううまくは行きませんからね。誰かに学んだほうが早いです。
ということで、今回は無数にある「勉強計画」のちょっとしたコツの1つをご紹介。
初心者でよくある失敗パターンに、
1日の中で勉強に利用できる時間の上限まで、ぎっちり予定を埋めるパターンがあります。
わかりやすくいいますと、ギチギチに詰め込みすぎて、「遊び」がまったくない予定を作ってしまうということです。
ここでいう「遊び」というのは、当然ゲームとかギャンブルとかカラオケとかではなく、キャバクラ的な大人の香りが漂う遊びの話でもなくて、
この「遊び」というのは、
「意図的に設定した、時間的な余裕」
のことです。「時間的なすきま」を作っておくということ。
たとえばですが、今から1時間(60分)を勉強に使えるとして、その予定を立てるときに、
古文単語 10分
英単語 10分
英語の音読 30分
漢文の句法 10分
みたいな計画を立ててはいかんぜよ、ってこと。
「なんで?全部足したら、合計60分だから、1時間勉強するならこれでOKじゃん(@_@)」
と思ったあなたは、たぶんあまり計画を立てて勉強したことがないか、
まともに計画を100%達成したことがないか、ではないでしょうか。失礼ながら(-_-)
なぜ上のような計画がダメかというと、先ほど申し上げた「遊び」がないからです。
つまり、この計画では「時間的な余裕」がどこにもないのです。
よって、たとえば「英語の音読」が上の計画では30分になっていますが、もしもこれが34分かかってしまったら、この計画は破綻してしまいます。
え?4分オーバーした分「漢文の句法」を10分から6分にすればいいじゃないかって?
いや、だからそれを「計画が破綻した」っていうんです(-_-;)
破綻した最大の理由は、1時間しか使えないときに、ちょうど1時間ぎっしりの計画を立てたこと。上で話した「遊び」がまったくなかったということです。
では、どうすればよかったのか?
以下にいくつか代替案を書きますが、どのパターンも、60分ギッシリではなく、
「60分使えるなら、50分分の計画を立てる」
というのが共通点です。この50分というのはただの目安。「10分引いておく」ということではなく、
あなたの状況を総合的に考えて、それに見合った「遊びの時間」を作るということ。
では、代替案は以下のとおり。
1、最初から漢文の句法を消して計50分にする
古文単語 10分
英単語 10分
英語の音読 30分
2、全項目一通りやりたいなら、
いくつかの項目の時間を減らして計50分にする
古文単語 5分 (←5分減らした)
英単語 10分
英語の音読 25分 (←5分減らした)
漢文の句法 10分
3、そもそも時間でリストを書かない。
計50分くらいでできる予定にする。
古文単語 20個
英単語 15個
英語の音読 2ページ分
漢文の句法 第3章まで
(↑全項目が完了するのに「50分」かかる、と予想して立てた計画。最悪延長したとしても、60分で収まる予定にする)
繰り返しますが、いずれにしても共通しているのは、
「時間的な余裕(=遊び)」を持たせている
ということです。この話のポイントはそこ。
もちろん、遊びを“もたせすぎ”たらいけませんよ。60分使えるときに、30分の予定しか立てないとか。
それじゃあ、「遊び」じゃなくて「バカンス」になります。バカンスしたいならグアムにでも行っとけ!っていう話です。
グアムといえば、私がよく知っている集中力アップ系のブログを書いてるW研究会のNさんという人がいて、その人がむかし元カノとグアムに行ったら、
そこで突然別れ話をされた悲劇の思い出があるとかないとか、以前泣きながらおっしゃっていましたね。
・・・なぜかテンションが下がったので立て直しますが、勉強計画におけるこの「遊び」の割合ですが、
あくまで個人差があるのが前提ですが、目安としては、
所要時間(今回でいう1時間の部分)の8割の時間で、予定を立てる
くらいがいいです。つまり、2割を「遊び」にする。
(ちなみにこの「8割の時間で予定をつくる」「2割の余裕を持たせる」という方法は、
私の恩師にあたる仕事の鬼というか神レベルの天才ビジネスパーソンの方から学んだことです。
仕事から学んだ方法ですが、これは受験勉強でもまったく要領は同じです。物事の本質は、やる内容が違っても変わりません)
所要時間が60分なら、60分×8割=48分ですから、まあ四捨五入して50分、もしくはもっと余裕をもたせて45分ぐらいまでならOK。
今回は、あくまで「例え」として所要時間が60分の話をしていますが、3時間でも、半日でも、1日でも、
2割の「遊び」を持たせて計画を立てる
というポイントは同じです。緻密すぎる計画は必ず破綻しますから。
というわけで、「勉強計画」を毎回100%達成していく、大変気持ちのいい毎日を送りたいのであれば、
「遊び」の一切無いような「緻密すぎる勉強計画」を作ってしまわないようにくれぐれも注意しておいてください。
なお、念のため言いますが、計画に「遊び」を持たせるということは、
「余裕な計画を作って、頑張っていない」とか「時間を最大限有効に使っていない」ということは意味しませんからね。
自分が予想する「勉強時間の見積もり」というのは、ほとんど例外なく甘くなるものであり、
また、例外なく予想以上に時間がかかって遅れてしまうものであり、
さらに、日常生活の中で「想定外の用事・雑務」というのは、必ずといっていいほど入ってきてそれに時間をとられてしまうものなので、
そういうもろもろの事情を考慮すれば、計画に「2割の遊び」は必須だよ、ということであります。
というわけで、今回は「勉強計画」のちょっとしたコツの1つをご紹介しました。
コツはまだまだいっぱいあるので、随時このブログでご紹介していきます。
ではまた次回!バイバイヾ(´▽`)ノ