- 2025-7-16
- 経済の話
こんにちは中西です。
日本の命運を決める参院選まで、あとわずかとなりました。
ここに来て、選挙関連で3つ、大きな動きがありました。
どれか一つでもメルマガ1回分のネタになりそうですが、1回ずつ配信していたら選挙に間に合いませんので、3つそれぞれのポイントだけお伝えしておきたいと思います。
1.参政党などの保守政党を支持して自民党を批判するXの大型有名アカウントが、10個ほど一斉にアカウント凍結されました。
Xで政治経済情報を少しでも見た人なら誰でも知っているようなアカウントばかりで、その10個のアカウントの影響力は凄まじく、
10個合わせると毎日数千万回は表示されていたと思います。
つまり、テレビの視聴率で言うと、数十%の超お化けテレビ番組ぐらいの表示回数を誇っていた超有名アカウントがまとめて一斉にアカウント凍結されてしまったわけです。
これは異常事態以外の何物でもなく、発端は参政党とロシアの関わりを指摘したブロガーの記事を扱ったからという話が拡散されており、
そのブロガーの人も私は昔から知っていますが、私にはそのブロガーの「ロシアと参政党の関係を指摘した記事」が原因だったかどうかはよくわかりません。
ただ、超有名で表示回数を誇っていて、徹底的に自民党を批判していた、めちゃくちゃ有名なアカウントが一斉にバンされたというのは、
フラットな判断が行われたのではなく、何か意図的なものを強く感じざるを得ません。
しかも、選挙の投開票日まで数日に迫ったこのタイミングですから。
選挙に近づくほど、一般の人たちがとんでもない注目をネットに集めるわけで、X上で数千人クラスで表示されていたこれらの10個のアカウントを消すことによって得するのは誰かということですね。
どう考えても自民党なわけで、自民党はSNS規制に動いてもいますので、そういったことを総合的に考えると、
完全に悪意のある攻撃によって、今回の一斉アカウント凍結になった可能性が高いと私は感じています。
だとしたら、これは言論弾圧以外の何物でもないということになります。
いずれにしても、自民党はそういうことを平気でやりかねない政党であることは間違いありません。
2.参政党が東京で大躍進
参政党の勢いが凄まじいのは、これまで解説してきた通りですが、東京の選挙区では、事前調査でついに野党1位になったようです。
つまり、先日の別の調査では、立憲民主党が7.8%の支持率で、参政党が5.9%という数字になって、野党第2党にまで来ていたわけですが、
東京ではついに逆転して、野党1位になったという報道がありました。
これはもうとんでもないことが起こっているわけですが、だからこそ反対勢力が徹底的に潰しにかかって、先ほどのアカウント一斉凍結のような事態も起きているのだと思います。
参政党の街頭演説を見ても、とんでもない人数になっていて、それも東京などの都心ではなく、地方での街頭演説ですらすごい人数が街中に集まっていました。
この異常な参政党旋風は、我々の想像を超える結果を出す可能性が出てきていると感じます。
つまり、自民党の過半数割れどころの話ではなく、歴史的な大敗をしてしまうということです。
逆に参政党の議席数の増え方も、大方の予想よりも大きく上振れするのではないかと個人的には感じています。
それぐらいに、自民党に対する嫌悪がひどいということでもあるでしょう。
自民党に入れるのを嫌だと感じた人が、ほぼ同じような立憲民主党に入れる可能性は低いと考えられます。
そうすると、保守の受け皿としては今のところ、すべての選挙区に候補者がいるのが参政党で、
自民党の支持をやめた元自民党の支持者たちは、参政党に入れる可能性が高まっています。
もしこの流れが間違いないなら、選挙結果はとんでもないことになるはずです。
3.西田昌司議員がピンチ
京都選挙区から出る西田昌司議員は、これまでこのメルマガでも何度も紹介してきた通り、
税理士で、かつ政治家としては誰よりも古い時期から、「日本は財政破綻しない」という正しい認識を持って世に広めてきた大功労者です。
この西田氏が、京都選挙区で定員数2位のところ、3位になる可能性が高まっていて大ピンチとなっています。
西田氏ご本人も動画で助けを求めておられました。
西田議員をどの点で評価するかは人それぞれでしょうが、絶対に忘れてはいけないのは、彼は自民党内で財務省と戦ってきたということです。
国会に財務官僚や日銀の人たちを呼んで、「日本が財政破綻しない」という証拠となる言質を多数取ってきた方です。
こんな芸当ができるのは彼ぐらいしかいません。
少なくとも10年前、15年前の時点では彼しかいませんでした。
そうやって国会で財務官僚や日本銀行の人間から現地をしっかり取ることで、理論武装して知識を積み重ねて、
「日本は財政破綻しない」「国債を発行しても何ら問題がない」といったことを、ある意味で証明してきたともいえる人です。
彼の活動がなかったら、いまだに日本人の多くが「日本は破綻する」と思い込んでいた可能性も十分あります。
また、それだけでなく、岸田総理らが2021年に作った「財政健全化推進本部」という、財務省の緊縮カルト思想そのままの組織があり、
ここが骨太の方針でプライマリーバランスを黒字化する目標を作るなど、完全に日本を衰退させる思想に染まっていた組織でした。
それに対抗する「財政政策検討本部」という組織を、西田昌司議員と安倍晋三、高市早苗氏らが作りました。
これにより、「骨太の方針」という日本の経済政策を決める文言の中に、プライマリーバランス黒字化による弊害ができるだけ少なくなるように戦っておられたのです。
そういう、他の政治家には絶対できない長い戦いを続けてこられた西田議員が、落選危機になっています。
ライバルとなっているのが、日本共産党の女性候補者のようでした。
「賃金を1700円にしていきたい」とか、経済音痴の発言をしていました。
他の京都選挙区の候補者も見てみましたが、唯一参政党が少しまともそうだったぐらいで、あとは緊縮や新自由主義の政党ぐらいしかありませんでした。
ここで西田昌司議員を落として、共産党の女性候補者なんかを当選させるようなことになれば、私はもう京都府民を軽蔑しそうになってしまいます。
まあもちろん、これは京都府民の問題に限らず、日本の平均的な財政認識の問題でもあるのですが、そもそも西田議員の功績があまりにも世間で知られなさすぎています。
これで彼が政治家でなくなってしまったら、これまでのような追及ができなくなるので、真実がどんどん遠のいていく可能性が高いでしょう。
もちろん西田昌司議員は、いろいろと疑惑や失言などもあったりしますが、
これまで申してきた通り、政党も政治家も完璧な人や組織は存在しませんので、総合的に見てどうかということを考えないといけないと思います。
というわけで、私の中で最新の大きな動き3つをご紹介しました。


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