- 2025-7-18
- 経済の話
こんにちは、中西です。
日本の運命を決める参院選の投票日まで、あとわずかとなりました。
投開票日が近づくにつれて、選挙戦も過激さを増しています。
個人的には今まで見たことのないレベルの過激さで、特にすごいのは、参政党や党首の神谷氏や候補者に対する、
アンチの人やテレビ、新聞、週刊誌など、全方位からの総攻撃が尋常じゃないレベルになっています。
くだらない揚げ足取りのような内容が、私の印象では9割ぐらいで、まともそうな批判は1割ぐらいあるイメージです。
国内の意見が参政党の支持者と批判派に真っ二つに分かれていて、
結果的に参政党に注目が集まって、これまで無党派層だった人や政治に無関心だった人まで参政党に興味を持ち、
批判派になる人もいれば支持者になる人もいて、空前絶後の攻撃のやり合いとなっています。
一つ一つ挙げたらキリがないですが、怪我を負う人も出てくるなど、プチ事件のようなことも頻発しています。
最終的な結果の私の予想は、自民党が過半数割れどころでは済まない歴史的な大敗を喫して、
参政党が大方の予想を大きく上回る議席数を取ると考えています。
さて、参政党についてはこのメルマガで、ここしばらくかなり語り尽くしてきたので、
今回は方向性を変えて、まだ国政政党にはなっていない政治団体で注目すべきところをいくつか紹介したいと思います。
一つ目は無所属連合です。
ここはワクチン問題で有名な医師の内海聡さんが立候補しているので、ワクチン問題に強く関心がある方は、立憲民主党の川田龍平氏と並んで要注目です。
ただし私の記憶では、内海さんは財政認識の点でかなりズレたことを言っていた記憶があるので、その点は少し残念です。
その代わり、同じ無所属連合から出ている大西つねきさんという方がいて、この人は知る人ぞ知る、財政認識が極めて正しいトップクラスの政治活動家です。
何回かこれまで国政選挙に出ておられますが、全部落選されていたかと思います(確か)
大西つねきさんは外資系金融機関に勤めていて、為替のディーラーもされていたようで、こういう金融界出身で正しい財政認識に早い段階で行き着く人というのは極めて珍しいです。
というのも、金融の人たちは市場というものを中心に経済を見ようとする人が大半なので、政府の力というものを軽視したり、邪道だと考えやすいのです。
先日お話しした通り、経済学がそもそも「神の見えざる手」ということで、民間に全て任せていたらうまくいくという思想で成り立っているので、
民営化や新自由主義者にとって政府というものは邪道であり、邪魔な存在になります。
また国家そのものも邪魔な存在と考えられています。
そういう制約があることで十分に儲けられないと考えてしまうからです。
ところが、国民を救う経済政策というのは、政府の介入なしには絶対にあり得ません。
その政府の介入を否定してしまうわけですから、新しい財政認識には金融関係者は全然到達しないパターンがほとんどだったのですが、この大西さんは本当に稀な人です。
もちろん2020年以降ぐらいに気づいた人なら大して珍しくもないのですが、十数年前から正しい財政認識に行き着いていて、
おまけに10年ぐらい前に神谷さんに国債発行についての正しい認識をレクチャーしていたほどです。
そう思うと、神谷氏は10年前から大西さんにレクチャーされていながら、いまだにハイパーインフレだとか、国債発行を問題視している認識を持っているので、だいぶ経済オンチm(_ _)mと言えると思います。
他の政治家と比べても大西つねきさんは圧倒的な認識の正しさで、私の知る限り、財政認識の正しさと知名度のギャップが最もある政治活動家だと思います。
ということで、無所属連合は内海聡さんと大西つねきさんが出ていることで、これは非常に注目すべき団体と言えます。
二つ目に注目したいのは、日本誠真会です。
ここは何度かメルマガでも出していますが、「四毒抜き」で有名な医師の吉野敏明先生が立ち上げた政治団体です。
財政認識に関しては「税は財源ではない」とはっきりと言い切っているのは評価できます。
少なくとも参政党の上層部はここまで言い切れない人なので、上層部よりは上の可能性が高いです。
ただし、表面的にキャッチフレーズだけを言っている可能性も否定できず、前に高市早苗氏が「日本は自国通貨建て国債だから破綻しない」と表面的なにわか勉強で言っていたのと同じなので、
吉野氏の財政認識が本当にどこまで正しいのかは微妙です。
というのは、本当に正しく理解していれば、そういう話がバンバン出てくるはずだからです。
ところが彼の口からはそこまでの話は、ほとんど個人的には聞いたことがありません。
なので私はだいぶ疑っているのですが、少なくとも「税は財源ではない」と言い切っているのは間違いありません。
また、話を聞く限り、御自身の医業を真摯にやっていらっしゃったからか、国民に対する誠実で慈悲深い気持ちは非常に強い方だと感じますし、
国家観もおかしなことは言っていないので、吉野氏も非常に推せる候補者だと思います。日本誠真会自体もかなり期待できると思います。
三つ目はチームみらいです。
ここは少し前の都知事選で石丸伸二氏と争ったことで有名な安野貴博さんの政治団体です。
AIの専門家なので、AIやデジタル系の色が濃い団体のイメージですが、
経済政策を見ると「社会保障を支出と収入のバランスを取る」などと言っていて、シンプルに社会保険料や税金を財源にして効率化していこうという発想です。
この手の「効率化の発想」では日本経済は到底救えません。
根本的に日本経済が衰退した理由は、政府の大規模長期の財政出動が不十分だったからです。
それを理解していない時点で、いくら効率化してもGDPは増えませんので、GDPが増えないということは経済成長しません。
よって経済政策の観点でチームみらいは合格点は上げられません。
ただ、発想力はある集団に見えるので、興味のある人は調べてみるといいと思います。
注目すべき政治団体としては、この3つくらいかなという感じですが、あとは桜井誠さんの日本第一党だとか、
百田尚樹さんの日本保守党とは別の同じ名前の「日本保守党」というのがあって、その元祖日本保守党からも代表が1名、今回出馬されています。
保守政党に興味のある人は、もう一つの日本保守党や日本第一党を調べてみてもいいかもしれません。
興味無さすぎてすっかり忘れてましたが、石丸伸二さんの再生の道は論外です。
最悪の緊縮&新自由主義で、代表は少子化の原因すらも理解しておらず、財務省問題すら理解してない信じられないほど馬鹿<(_ _)>な上に、
政策もないようで、おまけに「日本の未来に責任なんて取る気ない」などと言ってるので、政治家になる資格は1ミリも無いです。
というわけで、選挙戦が終わりに近づき、暴力沙汰や最悪死者も出かねないほど(さやさんは殺害予告来てます。)過激な戦いが繰り広げられてますが、
いい意味でも悪い意味でもこれほど注目度が高い選挙はかつてなく、ある意味で歴史に残るレベルで非常に面白い選挙となっています。
政治の知識不足の気がする人は、こういう面白い選挙の時に一気に情報収集すると、政治の知識を面白く学べると思いますね。


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