こんにちは、中西です。
私が運営する第二領域コーチングのプログラムでは、本年度の第3期から、
「内省」(≒リフレクション)
を強制的に実行できる仕組みを導入しました。
内省というのは一般的には、
「自分の言動、経験、感情、考え、価値観などを深く顧みること」
という意味合いです。
とはいえ解釈は幅広いため、ざっくりと
「人生に重要な様々なテーマについて深掘りして考えること」
ぐらいの解釈で私は捉えていて、これで大筋間違いないかと思います。
この内省が不要な人はいませんが、その重要性はあまり理解されていません。
内省というのは、どんな仕事をしていても、学生でも社会人でも、誰にとっても必要なことなのです。
趣味をやっている人でも、プライベートでも使いますし、専業主婦の方でもやった方が圧倒的にいいのは間違いありません。
リフレクションとも言いますが、この内省・リフレクションというのは、経済産業省も
「人生100年時代の社会人基礎力」
の中に位置づけており、重要なスキルとされています。
実は私は、この内省というものを以前はあまり重視していませんでした。
正確に言うと、「内省」というものを誤解していたのです。
言葉のイメージから、「自分の心を内側まで省みることなのだろう」と勝手に思っていたのですが、
確かにそういう側面はあるものの、非常に浅く考えていたともいえます。
私が誤解していたのは何かというと、
「課題を抱えているときに、その課題が解決しないとしたら、自分の中には答えがなく、外から見つけ出さないといけない」
と考えていたことです。
つまり、自分の外側に解決策があって、それを検索するなりして調べて見つけることができれば、問題が解決する。
このように思っていた節がありました。
確かにそういうことも少なくないのですが、一方で、それでは解決しないこともまた多いのです。
そもそも、課題があるからといって、その課題の原因を自分が理解しているとは限りません。
自分の中で直感的に「原因はこれだろう」と思っていても、実は全然違うところに原因があるということもよくあるのです。
ではその課題の本当の原因を認識するにはどうすればいいかというと、
表面的な意識や直感というレベルではなく、
【 自分自身が感じていることや、自分の価値観・考えを深掘りしていくプロセス 】
が必要になります。
そうすると原因が何であったかがわかり、そこで解決策が見えてくることも少なくありません。
また、そこで初めて調べれば、原因が判明している分、精度の高い解決策も見つかりやすくなるのです。
日々、目の前のタスクに没頭しているだけでは、こういった様々な課題や問題が発生しても、原因がすぐにわからないことが少なくありません。
現代人は誰でも本業で非常に忙しいですし、一方で疲れ切って隙間時間は動画やSNSなど、エネルギーがなくてもできるネットの閲覧やLINEなどで、誰かとコミュニケーションをとっていたりします。
逆に勉強熱心な人は、インプットで時間を埋め尽くそうとします。
休日は休日で予定を入れたり、リラックスした時間を過ごすわけです。
こういった時間だけで埋め尽くされていると、
自分の今後について改めて時間を取ったり、自分の課題について深掘りして考えたり、振り返る時間が持てなくなりがちです。
というのも、内省をやる時は、通常それなりに時間をとって、しっかり自分に向き合う必要があるため、だらっとYouTubeやショート動画を見るよりもエネルギーを使います。
しかも、なんとなくダラダラとSNSやニュースを見ていても、なんとなく新しい知識が入ってきて、それなりに有意義な時間を過ごしたような気もしてしまいます。
しかし、内省は新しい知識をインプットするものとは違いますので、やれば必ず成果が出る保証まではありません。
コツをつかめば、ほぼ確実に何らかの発見があるのですが、それはある程度内省に慣れた人が気づくことで、通常はなかなかそのメリットを認識できないわけです。
それで内省がおろそかになって後回しになっていくということが多いわけですね。
内省は緊急ではないけれど重要な「第二領域」の典型とも言えるのですが、
そもそも、その重要性を以前の私のように認識できていない人もたくさんいます。
そこで、内省の効果やメリットを、体験談など豊富な具体的事例とともにまとめたページを作りました。
たくさんの体験談や事例を見れば、
「内省をすると、どういう課題が具体的にどのように解決していくか」
が、非常にわかりやすくなります。
私はこの内省を非常に重要な時間と位置づけ、第二領域コーチングのプログラムでも今期から月に2回、強制的に内省を行ってもらう時間を設けるようにしました。
第3期が始まって、すでに2ヶ月半近く経ちますが、内省を実施したメンバーの皆さんが非常に大きな効果を感じていただいてます。
その最近届いたご感想も、内省のまとめページに掲載しました。
結局のところ、「内省をやるメリット」が具体的に見えてこないから、やる気がなかなか起きないというのがあるのではないかという気がします。
上記の通り、私自身もその言葉の響きから、
「自分の心の内側を省みるだけだろ?」
みたいに思っていたわけですが、このレベルの認識しかない場合、具体的にどういうメリットがあるのか分かりにくいのです。
ということで、少し前にこのメルマガで、
【 内省をすると具体的に課題がどのように解決していくか 】
という事例を伝えた方がいいかと思い、
延べ50人分くらいの実際の体験談や、X上で見つけたリフレクションや内省の効果の話などを、数日間のシリーズでご紹介したことがありました。
途中で30人近くの
「ショートショートの物語風」
のプチ小説で、悩みや課題が内省でどのように解決したかも書きました。
こんなショートショートで内省の効果を伝えたのは、多分日本で私が初めてのはず。
それらを一つにまとめたページを作りましたので、
「内省というものが、具体的にどのように課題を解決していくのかピンとこない方」
は、ぜひというか、必ず読んでおくことをおすすめします。
プログラムの第3期の追加募集をまもなく行いますが、別に私のプログラムに参加するかどうかに関係なく、
内省の効果やメリットが、多数の体験談や事例でわかるページとしては、おそらく日本一情報量が豊富だと思います。
このページ以上に具体例が載っているページは、日本中探してもないはず!(たぶん)
内省の効果やメリットがピンとこない方は、ぜひこちらのまとめページを読んでみてください。


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