こんにちは、中西です。
ここ数回は、内省についていろいろと話をしています。
今回は、内省のやり方のひとつで、最近私がなんとなく思いつきでやってみてよかった方法をご紹介します。
それは、独り言を喋るようにセルフトークをしながら行う内省です。
内省のやり方にはいろいろあります。
例えば、ノートとペンを使ってアナログで行う内省もあれば、パソコンに向かってメモ帳のようなファイルや、マインドマップなどで行う方法もあります。
ただ、いずれの場合も机に向かって行う必要がありますし、それぞれ道具を用意しなければなりません。
一方で、独り言で行う内省は机が必要なく、姿勢もソファやベッドの上など、リラックスした形で行ってもかまいません。
何なら、ベッドで横になりながら行うことも可能です笑
デメリットとしては、声を出してしまうため、近くに人がいる場合には聞かれる可能性があることです。
もちろん、部屋で一人で行うなら問題ありませんし、カフェのように雑音の多い場所であれば、小声で話しても周囲に聞こえないこともよくあります。
車を持っている人なら、車の中で行うこともできます。
どうしても外でやりたい場合は、カラオケ店などを活用することも可能です。
場所は意外とどこでもあるものです。
本当にどこにもなければ、トイレやお風呂場でやるという手もありますが、そこまで場所が見つからないという人の方が少ないでしょう。
最悪、声のボリュームを極限まで下げて行うこともできます。
声を極端に小さくしても、自分の耳には十分聞こえます。
何より、言葉にして喋るという行為そのものが大事なので、声の大きさは本質ではありません。
もちろん、ある程度大きい声のほうが耳に届きやすくはありますが、小さな声でも「口に出す」ということ自体に意味があります。
一番よくないのは、頭の中だけで考えていることです。
その場合、どうしても曖昧な部分が残ったり、思考が抽象的だったりして、同じ内容をぐるぐるループしてしまいがちです。
それをたとえ小さな声でも、いったん言葉として外に出してしまうことで、思考が整理されて、内省が具体的に進んでいきます。
もうひとつ意外なメリットとして、メンタルにもよいという点があります。
もちろん、支離滅裂な独り言では意味がありませんが笑、内省のためのセルフトークをしているうちに、感情が外に出て、自然と落ち着いてくることがあります。
怒りや悲しみ、不安などのマイナスの感情であっても、口に出すことで自分自身がその感情を客観的に見ることができたり、その感情を言語化することで吐き出せる部分があるため、メンタルが安定しやすくなるのです。
ですので、むしゃくしゃしていたり、もやもやしたり、怒り・悲しみ・不安といったマイナス感情が湧いているときこそ、内省のタイミングです。
その感情自体について、原因を突き詰めたり、いろんな角度から言語化して考えてみることで、仮に解決策が見つからなかったとしても、内省をしているうちにそのマイナス感情がやわらいでいくことがあります。
可能であれば、そのセルフトークによる内省を録音できるとより良いですが、録音できなかったとしても、内省は十分に進められます。
途中で大きな気づきがあったときには、その部分だけを手帳やスマホ、パソコンなどに記録すればよいのです。
ということで、内省のやり方として「独り言を喋りながら行うセルフトークによる内省」もあります。
内省をやりたいけれど、なんとなく心理的にしんどい、疲れている、始めるハードルを感じるという方は、ソファに座ったり、リラックスした姿勢でもいいです。
本当に疲れているなら、寝ながらでも、入浴しながらでもかまいません。
そのときのテーマについて、独り言で喋りながら内省をして、少しずつ深掘りしてみてください。


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