- 2024-1-1
- 目標を設定する
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【今日のFocus】
「目標は紙に書くだけで、
達成率が4割以上アップする」
【解説】
ドミニカン大学の研究によると、149人の被験者を以下の5つのグループに分け、4週間後に目標の達成度合いを調べました。
①目標を決めるのみ(紙に書かず)
②目標を決める+紙に書く
③目標を決める+紙に書く+計画を作成する
④目標を決める+紙に書く+計画を作成する+友人に宣言する
⑤目標を決める+紙に書く+計画を作成する+友人に宣言する+毎週の進捗報告を行う
結果は次の通りでした。(数字は達成率)
①42.8%
②60.8%
③50.8%
④64.1%
⑤76.0%
①と②を比較すると、目標を紙に書くだけで達成率が1.42倍高くなったことがわかります。
【参照】本メール下部に記載
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<編集後記(雑談)>
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「目標を紙に書いただけで達成できていた」
という話は、私の知る限り20年以上前に、当時マーケティング業界で一世を風靡していた神田昌典さんが、
ベストセラーとなった「非常識な成功法則」で実体験として書いていました。
その後この話が一気にネットで広まっていき、いろんな人が言うようになった印象があります。
ただ私はこの話を聞いた時に、
「目標を紙に書いた人のうち、何割が達成して何割が達成できていなかったかが計測できていなければ、こんな話は神田さんの一体験にすぎないから、再現性があるとは限らない」
と思っていました。それが少なくとも今回ご紹介した研究では、1人の体験談ではなく科学的なアプローチで
「紙に書いた方が42%達成率が上がる」
という結果になったので興味深いですね。
余談ですが、私が運営するコーチングプログラムのメンバーさんが、昨年末に
「今年の目標が半分ぐらい叶っていました」
と投稿されていて、紙のノートに箇条書きでメモした10個以上の昨年の目標の写真も、一緒に投稿しておられました。
やっぱり目標を紙に書くというのは、自分の心の中だけで覚えておくよりも圧倒的に達成率を上げそうです。
今年の目標をこれから作る人は、紙やアプリなど、どこかに目標を活字化して記録しておいた方が良さそうですね。
【参照】Goals Research Summary
https://sidsavara.com/wp-content/uploads/2008/09/researchsummary2.pdf