- 2017-8-28
- 勉強計画の立て方, 夏休み・冬休み・春休みの勉強法, 目標を設定する
こんにちは、中西です。
今週でついに8月が終了して、
金曜日からは9月になります(;゚ロ゚)
「受験の天王山」と言われる夏休みが
終わるわけですが、計画通りに勉強は
進んだでしょうか。
9月に突入するにあたり、受験生はいくつ
か考えておかなければならないことがあります。
まず「9月の目標&計画」を考えるのは当
然ですね。
ただし、夏休みが予定どおりに進まなかっ
た人は、当初ざっくりとでも考えていた9月
(以降)の予定を、変更せざるを得ない場
合もあります。
「志望校に合格する」という目標は変わら
ないわけですが、夏休みに予定通り勉強が
進まなかった場合、
新たに計画の変更をしたり、場合によって
は勉強のやり方・やる内容まで変えなけれ
ば、合格が難しくなってくることもあります。
極端な話、特定の分野を「捨てる」代わり
に、配点が高い科目・分野の勉強に時間を
当てたり、配点が低い特定の科目の勉強も
減らしていく・・・などのリスケ(計画変更)
が必要になる場合も少なくありません。
こういった計画(や時間配分)の変更は、
いわば“駆け引き”みたいなもので、すべ
てを万遍なくやるのは精神的にはラクですが、
実力が伴っていないときにそういう優先順
位を考えないやり方をしていると、結局
合格最低点に届く実力がつかず、最後に痛
い目を見るリスクが高まっていきます。
わかりやすい言葉でいうと、いかにうまい
具合に「捨てる」ことが出来るかですね
(この場合の「捨てる」は完全に全部捨て
るとは限らず、「勉強時間を一気に減らす」
という判断も含めます)。
それが出来ない人は、時間が無いのにたく
さんのことに満遍なく手を付けて、結局大
して実力がつかずに本番を迎える可能性が
高まるわけです。
私が現役のときがこのパターンだったので
すが、心理的にもしんどいし、不安がハン
パじゃなくなりますし(ノД`)・゚・。、しかも
結果がついてきませんでした。
つまり、計画が予定どおり進まずに、学習
の状況が悪くなってきたときほど、
「すべてを手に入れよう」と望むよりも、
「捨てる部分を見極める」判断が重要に
なってくるということです
(繰り返しますが、ここでいう「捨てる」
は「減らす」意味も含めます)。
本当に重要なことに勉強時間を投入し、
重要度・配点・時間対効果などが低い学習
は、できるだけ抑えていく。
そうやって計画を修正して「捨てる」(減
らす)のは勇気がいりますが、その恐怖に
負けて全部を満遍なくやろうとすると、
全部が中途半端になってしまうことは本当
によくあります。
何をやり、何を減らし、何を捨てるか。
とくに夏休みが不本意だった人は、そうい
う“駆け引き”が今の自分に必要かどうか
をしっかり見極める必要があるわけですね。
過去のことは今さら後悔しても仕方ありま
せんので、今の自分の状況から合格するた
めに必要な最短ルートを、
夏休みの振り返りもかねて、改めてここで
じっくり考えてみてほしいと思います。
何も考えずにひたすら勉強を進めるより、
ときどき立ち止まってしっかり考えること
が、トータルの生産性を高めるわけですね。
それではまた。