- 2010-11-14
- 効率的な勉強法~基礎編~, 勉強のモチベーションアップ, 受験勉強のスタート準備
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
さて、前回からは合格体験記を読むメリットについてお話ししています。
前回の記事では、1つ目のメリットとして、
疲れた時に読むと、やる気のスイッチが入りやすい
という点をお話しました。
今回私がお伝えしたいもう1つのメリットはこちら。
受験生活から試験本番まで(さらに合格後の大学生活まで)が明確にイメージできる
という点です。
合格体験記には、E判定、D判定といった「もう無理かも」といった状況から逆転合格した人の体験談が書かれていることも多いです。
「もともと僕は優秀で、最初からA判定で、試験直前もA判定で、そのまま合格しました♪」
みたいな合格体験記は少ないですよね(なんか腹立つだけ)。どちらかと言えば、ダメだった状態から合格を勝ち取った人の体験談が多いわけです。
それは、合格体験記が多くの場合、受験生を勇気付ける意図があるからです。掲載されている人がみんな秀才で、成績も学年トップ、常にA判定で、何の苦労もなくそのまま合格、
みたいな人ばっかりでは、読んだ人は落ち込むだけですからね。たいがい、程度の差はあれ、逆転合格の話は掲載されているわけです。
これが思いのほか重要なのです。
つまり、合格可能性があまり高くない状態から、どうやってその先輩が逆転合格を果たしたのか、
そのプロセスにおける勉強方法、精神状態、生活習慣などがリアルに書かれているわけで、
それを何度も読むことで、「自分もこうやって合格を勝ち取るぞ!」というふうに合格するイメージを描きやすくなります。
おまけに、合格体験記には、合格後の大学生活にまで触れていることも多いです。
それを読むことで、「うわー大学生活って楽しそう!俺もぜったい来年こうなってやる!」と心底そうなりたいと思えるようになります。
そう心底思える人と、(合格体験記を読まずに)そう思うきっかけがない人とでは、受験勉強に向かうパワーがまったく違ってくるのは言うまでもないですね。
この「イメージをリアルに描く」というのは、受験に限らず、スポーツでも仕事でも、極めて重要な要素で、このイメージが受験を乗り越える大きな原動力になるのです。
(イメージが結果を大きく左右するというのは心理学でも明らかになっています。詳細はとても書ききれませんが、おそらくこれを読まれている受験生の方が想像されている100倍くらいイメージというのは重要な要素だと思っておいてください)
逆に言うと、イメージがリアルに描けないことは、実現できない可能性が非常に高くなります。
その意味で、合格体験記を通して、合格した人の受験当日までの勉強や生活のプロセスを知り、さらにそれを何度も読み込んで頭に叩き込み、合格にいたるプロセスをリアルにイメージしておくことは、
あなた自身も同じように合格できる確信を持つための、大いなる手助けになります。
人間は、イメージできないことは実現できない生き物です。
人間の持つ偉大なるイメージパワーを利用して、合格可能性を飛躍的に高めるためには、合格体験記ほど適したものは他にないといえるのです。
P.S
合格体験記シリーズ、次回でファイナルにします。
最終回は、合格体験記の「効果的な使い方」についてお話する予定。
P.S2
近所のツタヤで漫画「ブラックジャックによろしく」をレンタル。知らぬ間に9巻で最終回になってました。面白かったのですが、最後の恋愛の終わり方だけ納得いかず!
なんで納得できないのかよく考えたら、私の実体験そっくりだったため。。