- 2016-7-15
- 効率的な勉強法~基礎編~
こんにちは、中西です。
前回は、「参考書学習のみでも
大学受験は突破できる」という話でした。
今回はそれに関連して、参考書学習で
苦手科目(分野)を突破する方法について。
残念ながら、受験では自分の好きな科目
(分野)だけを勉強していればいいわけ
ではありません(当たり前)。
多くの受験生が「苦手意識が高い科目
(分野)」にも取り組まないといけないと。
すでにある程度その科目(分野)の勉強
が進んでいるならいいのですが、ずっと
後回しにしてきて、
いい加減そろそろ本格的に取り組まない
とやばいという人もいるでしょう。
そういう人がその苦手科目(分野)を
独学でやっていく場合は、以下の3つの
うち、1つ以上当てはまる参考書から
スタートするのがおすすめです。
1、読みやすい参考書
2、薄い参考書
3、基礎的な参考書
それぞれはシンプルな条件ですが、
このどれか1つ以上の条件を満たせて
いないと、苦手科目(分野)の勉強に
取り組むのは危険です。
ただでさえ苦手意識があって後回しに
してきたわけですから、今後も同じよう
に取り組む頻度が低いままで時間が
すぎていくリスクを抱えることになります。
逆にいうと、苦手意識が高い科目(分野)なのに
1、読むのに抵抗がある参考書
2、厚めの参考書
3、難易度が高めの参考書
・・・なんてものに頻繁に取り組む
気になれるかということですね。
ある程度知識が深まって実力もついて
きたら、取り組む際の心理的抵抗も
低くなりますが、
学習の初期段階はその科目(分野)の
苦手意識が高いほど、取り組む対象で
ある参考書そのものは
心理的抵抗が無いタイプのライトなもの
を選んでおくほうが“取り組めない
リスク”を回避できます。
意外に多いのが
「学校で配布されるテキストがつまんな
そうだったから、ずっと苦手だと思って
いただけだった」
「先生が嫌いだったから、苦手になっていた」
といった形で、その科目(分野)の内容
そのものではなく、“参考書がつまんない”
“先生がつまんない”といった
外部要因で嫌いになっている
ことがよくある点です。
その場合は苦手意識を作っているその
外部要因を払拭すれば、一気に状況が
変わることが少なくありません。
先生が替わったとたんに、その科目が
好きになること・嫌いになることって
ザラにありますからね。参考書も同じなのです。
というわけで、苦手科目(分野)の参考書
を自分で選ぶときは、まずは
取り組みやすそうな気持ちにさせて
くれるライトなもの(軽い気持ちで
取り組めるもの)
を選ぶことを最優先の条件として
探して行くのがおすすめです。
それではまた。
「キライなことを やれと言われてやれる能力は、 後でかならず生きてきます。」
イチロー