- 2012-3-24
- 1ヶ月100記事企画, 効率的な勉強法~中上級編~, 英語の勉強法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
学校の授業や参考書などで英語の長文読解をやるときに、
その長文に出てきた単語を、片っ端からすべて覚えようとする人がいます。
その長文が、たとえば速読英単語のように、何かあなたの中で「単語を覚えるための長文」という位置づけであったり、
あるいは「単語テストがあるから全部覚えないといけない」といった特別な事情があるなら別ですが、
そうでないなら、長文に出てきた単語を、すべて片っ端から覚えようとするのは、あまり効率的な勉強法とはいえません。
もし「片っ端からすべて覚える」というなら、別途持っている一般の英単語帳に掲載されている単語をすべて覚える努力をしてください。
というのは、授業や参考書の長文に出てくる単語が、すべて入試に出やすい重要単語とは限らないからです。
長文の中には、かなりマニアックな単語や、重要度の非常に低い単語も多数出てきます。
それらを片っ端から覚えていくのは、あまりにも時間効率が悪すぎるのです。もちろん、長文を読んでいて自然と覚えてしまったのならそれはそれでいいのですが、
あえて、ノートなどにわからない単語を全部書き出して、すべて覚えようとまでする必要はないということです。
たとえばターゲット1900を持っているなら、英単語はまずその1900語を覚えることに集中する。長文の中で出てきたマニアックな単語は無視する。
なぜこれでもいいかというと、時間効率の問題もそうですが、それとは別に、英語の長文問題を解くときは、
「わからない単語の意味を推測しながら大意を理解する」のが重要だからです。
つまり、入試においては、長文に出てくる単語をすべて知っていることよりも、
知らない単語の意味を推測しながら、ようは全体で(あるいは段落で)何を言っているのかがわかれば問題が解けることが大半なのです。
なので、入試対策の意味でも、長文の単語を片っ端から単語を全部覚えようとするよりは、
わからない単語は類推して大意をつかみ、重要単語は別途英単語帳で集中して覚えるほうが効率的だということです。
ノートなどに、長文のわからない単語を全部書き出して、それを覚えるのは効率的ではないので、これまでそうやっていた人は一度やり方を変えて勉強してみることをおススメします。