こんにちは、中西です。
この時期になると、
大学受験生は過去問をやらない日は
ないくらいの勢いで、
毎日のように
過去問(とくにセンター試験)の演習
に取り組んでいると思います。
過去問をやるときのポイントは、
細かい点を言い出したら
たくさんあるのですが、
まず大前提として押さえておくべきなのが、
「本番と全く同じように解く」
ということです。
これは非常によく聞く
ありふれた言葉なので、
その重要性が逆に理解されていない
可能性が高いと私は思っています。
「本番さながらに解く」なんてね、
アドバイスとしてはあまりにも普通やんと。
私が高3のときにこのアドバイスを
受けたとしたら、きっとそう思っていたはず。
しかしこのアドバイスは、おそらく
その言葉から受けるありふれた印象よりは、
ずっと重要です。
たとえば、あなたは過去問をするときに、
「見直し」
の時間を想定しているでしょうか。
想定しているだけじゃなく、
実際に過去問の演習時に、
その制限時間内に「見直し」も
やっているでしょうか。
一人で過去問の演習をしていると、
自分次第でどうにでもなるので、つい
「見直し」は省略してしまう
ことが少なくありません。
実際、高3のときの私は
センター試験の過去問をやるときに、
「見直し」はすっ飛ばしてました。
制限時間ぎりぎりまで
問題を解いていたのです(-_-;)
が、本番で「見直し」をやらない
という選択はありえません。
それを過去問の演習時にやっておかないで、
いきなり本番でやったら
うまく行かない可能性の方が
高くなるに決まっています。
「見直し」を何分にするかは
科目によっても違うでしょうし、
「どんなにまだ途中でも
○分前になったら見直しに入る」
といった作業は、思っている以上に
その“見切り”が難しいので、
本番でいきなりやれるものでは
ありませんからね。
「まだもっと問題を解きたい!」
という強い気持ちをしっかり抑えて
見直しに入るわけですから、
かなりの感情コントロールが要求されます。
こういった感情コントロールは
過去問の演習時に何度も練習しておかないと
身につかないもので、
いきなり本番でやって成功させる
のは極めて難しいのです。
だから、この時期の過去問の演習は
そういった点もふまえて、あらゆる点で
「本番さながらに解いていく」
ことを強く意識して
訓練をしていってください。
スポーツの世界でよく言われる
「練習で出来なかったことが、
本番で出来ることはない」
は、受験生の過去問演習にも
思いっきり当てはまりますからね。
「本番で頑張る」
のではなく、
「練習で本番さながらに頑張れるかどうか」
が勝負です。
このテーマは重要なので明日も続けます。
To be continue
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