- 2024-3-6
- 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
今は2人に1人ががんになる時代なので、私自身もいつなってもおかしくないと思っています。
そういう前提で生きていないと危ないと思うんですよね。
20代30代の死亡要因の1位は自〇で、2位ががんですが、40代50代以降になるとこの順番が逆転します。
とは言え、最近は若い人でもがんになる人が増えているようです。
そう考えると、誰がいつがんになっても不思議ではない時代を生きているわけで、私もがんにならないような生活習慣をなるべく心がけているつもりです。
ただ、重要な「睡眠・食事・運動」の3つのうち、睡眠と運動は自分で何とかなったとしても、
食事については自分の努力以外の要因もかなり大きいのではないかと考えています。
どんなに注意しても、発がん性のあるものを食べている可能性はありますし、先日(1月20日ごろ)のメルマガで詳しく解説した通り、
あらゆる食品に含まれている小麦粉(とくにアメリカ産)には
グリホサート
という防カビ剤や除草剤が噴霧されていて、それらはもともと使用が禁止されていたにもかかわらず、
アメリカが日本に小麦粉を売り込むために、食品添加物として使用可能な分類をされてしまったのです。
そして、日本国民の命に関わるこれほど重大な事実を、マスコミは報道しません。
言うまでもなく、スポンサーの多くが小麦粉を使った食品を取り扱っているからです。
お菓子・パン・麺類などなど、私たちが普段食べている物は小麦粉だらけですから。
その後、私は食品を買うときに、原材料の小麦粉の産地を見るようになったのですが、結構な頻度で、
「小麦粉(国内製造)」
と書いてあることが多いことに気づきました。
実はちょっと前まで、私もこの辺が無知というか気づけなかったのですが、
小麦粉に限らず、食品の原材料に書かれているこの「国内製造」という言葉を見て
「国内製造なら、まぁ安心かな(´ー`*)」
などと考えてしまっておりました。
ところが、「国内製造」と「国産」は違うのです。知ってる人には当たり前の話ですが。
海外産の食べ物を輸入して、国内の工場で作っても「国内製造」になります。
農薬まみれ、変な薬品まみれの某国産の食材を輸入して、日本の工場で製造しても「国内製造」です。
私はこの違いすら認識しておらず、「国内製造」を、なんとなくふわっと「国産で素敵やん」みたいに思っておりました。完全に騙されてました。
今となっては「国内製造」は、つまりは海外産であり(国産なら「国産」としっかり書きますので)、しかもわざわざそれを隠しているようなメーカーの食品ですから、
「リスクを伴う食べ物」
だと私自身は認識することにしております。
そんな食べ物によってがんになるリスクの高い時代を生きているわけですが、
「食べ物でがんになるリスクを低下させるコツ」
があることが、欧州の10カ国に住む45万人を10年以上調べた調査結果で判明しておりました。
【参照】本記事下部に記載
45万人・ 10年以上(正確には12年から22年)の調査で、かなり大規模・長期にわたる調査なので、信用度は非常に高いといえます。
この大規模な調査によると、
【 ふだん食べる加工食品や保存食品の1割を無加工食品(添加物なし)に置き換えるだけで、がんのリスクが低下する 】
ということがわかりました。
加工食品(超加工食品)と言うのは、ソーセージ・ハム・インスタント食品・菓子パン・菓子類・炭酸飲料など。
保存食品と言うのは、缶詰・チーズ・パン・燻製された肉など。
もともと超加工食品にがんリスクがある事はよく知られていますが、
普段食べているこういった食品のうちの1割を、添加物のない加工されていない食品に変えるだけで、がんのリスクが低下すると言うことです。
たった1割の置き換えでも効果があるので、2割3割・半分などと置き換えの割合が増えていくにつれて、大きくがんのリスク低下につながります。
個人的に興味深いのは、加工食品を無加工食品に切り替えると、長期的にはがんのリスクが低下するのは上記の通りですが、
短期的には「わかりやすく体調が良くなる」ので、日中の生産性アップにもつながることです。
ただ、いかんせん加工食品(超加工食品)はおいしいんですよね笑
ソーセージ・ハム・インスタント食品・菓子パン・菓子類・炭酸飲料
・・・こんなの全部めっちゃおいしいやんと。
ただ、これらを美味しく感じるのは、そもそもそれらを食べ過ぎて体が慣れているだけで、
食事に占める無加工食品の割合が多くなればなるほど、そっちの方がずっと美味しくなっていくのではないかと思われます。
つまり、加工食品(超加工食品)を食べるのが気持ち悪くなる位にならないといけないということのような気がしますね。
あらゆるところに存在していて簡単に手に入る
「がんリスクの高い食品」
から身を守るためには、少しでも加工食品・保存食品を無加工食品に置き換えていくのが、
長く健康で元気に生きるために非常に重要な時代になったと言えそうです。
【参照】Food processing and cancer risk in Europe: results from the prospective EPIC cohort study – The Lancet Planetary Health
https://www.thelancet.com/journals/lanplh/article/PIIS2542-5196(23)00021-9/fulltext