- 2015-3-8
- 潜在意識・自己暗示の活用
こんにちは、中西です。
人は無意識のうちに、あらゆる言葉に対して“イメージ”を持っています。
「医者」という言葉を聞いて「人を救う尊い仕事」というイメージを浮かべる人もあれば、「お金持ちの男子」のイメージが浮かぶ人もいれば、医者嫌いの人だと「信用できない」というイメージを抱いていることもあります。
「漫画」という言葉に対して「子供が読むレベルの低い読みもの」というイメージを持っている人もいれば、「大事なことがたくさん学べる、日本を代表する知的コンテンツ」というイメージを持ってる人もいます。
私が小3のとき、休み時間に男子二人が殴り合いの大喧嘩をして、クラスで大問題になったことがありました。
原因は、片方のガキ大将的なAが、日焼けして肌が黒くなったB君に「黒人!黒人!」と言って茶化したとのこと。B君は「俺は黒人ちゃうわー!」と泣きながら殴りかかって喧嘩になったのです。この件でクラス会の開催へ。
私はAが大嫌いだったので、このクラス会でAが先生にこっぴどく怒られて、みんなの前で恥をかくと思って内心大喜びしていたのですヽ(´∀`*)ノ。
ところが、先生はAを軽く注意した程度で、B君をむしろ注意しだしました。「人を茶化すA君が一番悪い。でもB君、なんで君は黒人と言われてそんなに怒ったの?」と。答えられないB君。
その後、先生はクラス36人の中からなぜか私を指名して「中西君は、『黒人』と聞いてどんなイメージを持つ?」という質問。私が「アフリカとかで飢えで苦しんでる人」と答えると、
「へ~そういうイメージもあるんやなぁ。僕はオリンピックの100mで優勝する選手たちを思い出すよ。だから黒人なんて言われたら、ちょっと嬉しいわ」と。
これを聞いて、私は自分が「黒人」という言葉に抱いていたイメージの幼稚さ・浅はかさを痛感させられたのです。喧嘩した二人も他のクラスメイトたちも、おそらく同じ気持ちだったでしょう。今思うとすごい先生です。誰一人傷つけることなく、子供たちのある種の差別イメージを払拭させてしまったのですから。
「言葉」に対するイメージによって、人は自分の「現実」を作っています。前フリが長くなりましたが、ここで私があなたに問いたいのは、
【 「勉強」という言葉に対して抱くイメージ 】
も同じだということです。
「勉強」と聞いたときに、なんとなく心理的にとても重いイメージを感じてしまう人は、何かが間違っている可能性が高いです。
成績がいい人や実力が急上昇中の人で「勉強」という言葉に必要以上の重いイメージを持っている人はほとんどいません。「勉強」という言葉のイメージが重いうちは、成績は伸びないのです。
このイメージが軽くなるにつれて、成績は伸びていきます。
ちなみに、今の私は常に勉強がしたくてたまらないので、「漫画」「映画」「ゲーム」という言葉と同じようなイメージで、「勉強」という言葉にワクワク感を感じます。
あなたは、「勉強」という言葉にどんなイメージがありますか?もし重すぎるイメージがあるなら、まずはそこからメスを入れる必要があります。
このイメージが軽くなれば、成績が急上昇するまで、あとはそれほど時間はかかりません。
P.S
本文には書けませんでしたが、「勉強」という言葉のイメージを軽くさせる具体的な方法については、3日間集中力向上プログラムで詳しく解説しています。
ここで紹介した方法で、勉強のイメージが軽くなり、勉強が楽しくなって、成績が急上昇した受験生は数知れません。
なぜそうなるかというと、何時間でも平気で勉強に集中できるようになって、3~4時間があっというまにすぎるようになり、成績も上がるから。これだけの条件がそろえば、イメージが軽くなるのは当たり前だと思っています。
これから受験勉強をスタートさせる人は、早い段階でこの「勉強イメージ」を軽くさせてしまうことをおススメします。