- 2015-5-25
- その他・雑談, 志望校・進路の決め方
こんにちは、中西です。
今回は、前回の流れで
生き方系のお話を。
▼前回の記事
最近は、介護関連のニュースや話を
耳にしない日はないほど、
介護や介護業界についての
話題が多くなってきています。
(だいたいは暗い話が多いですが。。)
それもそのはず、前回の記事でも
チラッと書きましたが、
もっとも人数の多い団塊の世代が
60代半ばから後半に突入して
まもなく超高齢化社会となり、
現在はさらにその親の世代も
まだまだ多くの方が生きておられるからです。
ちなみに私のおばあちゃんも
90歳越えてるのに毎日散歩30分、
筋トレしたりして運動しまくってます。
私より運動量が多いかもしれません。。
そんな中、衝撃的な記事を見つけました。
なんと海外では「寝たきり」の
老人ががほとんどいないという話です。
▼海外に寝たきり老人がほとんどいないってほんと?(介護のほんねニュース)
これは健康面の話というより、
「老後をどのように生きるか」
という思想・人生哲学面の話ですね。
非常に興味深い記事でした。
(「いいね」の数も8000!)
で、この記事自体が面白いので
このタイトルに興味のある人は
ぜひ読んでみてほしいのですが、
個人的にもう一つ非常に面白かったのが、
この記事についていた
ある方のコメントなのです。
その方は、84歳の女性で、
先日90歳になったご主人が
おられる方なのですが、
この方が上記の記事のコメント欄に
こんなコメントを投稿されていたのです。
そのまま引用します。
(書いた方の本名はサイトには
記載されていますがここでは省略)
——–ここから—————————
欧米の考え方がこのことについては、
大変良いと思っています!!
長生きが良いことだとは思っていません。
生きていることで他人や家族の幸せのために、
役に立つ場合は生きていても、いいかな?と思いますけど、
それでも、老人がいつまでも,
いない方が良いと思います。
子供も独立心ができますし、
そうでなくても老親が気なるでしょうし、
まして介護をするなんて足を引っ張るようなものです!!
90歳と84歳になる私たちは、
明日死んでも,悔いのないほど、
楽しい人生を過ごして来ましたので、
子供たちの心の重荷にならないうちに、
ナントカサッサと天国へお引き取りいただきたいと
思っていますヽ(^o^)丿
地獄は行くほど悪いことは、
今のところしないでで生きてこられました!!
———-ここまで————————-
・・・・私がすごいなというか、
うらやましいなと思ったのは、
「明日死んでも,悔いのないほど、
楽しい人生を過ごして来ましたので」
という部分。
しかも最後が顔文字て!84歳で顔文字!若っ!!
個人的にこんなに潔いというか、
うらやましいというか、
さわやかで明るい80代女性の方の
意見を初めて見たので、かなり衝撃的でした。
記事の引用ならまだしも
記事のコメントなんて引用したのは
初めてだと思いますが、
メルマガでご紹介するだけの
価値がある、いい意味で
考えさせられるコメントでした。
ちなみにこの方は
スキューバダイビングがご趣味のようで、
老後は世界各地でスキューバを
めちゃくちゃ楽しんでおられたようです。
十分に人生を楽しんで生き切ったら
こういう境地に達することができるのですね。
どこまでの長生きを目指すかは
個々人の価値観もあると思いますが、
いずれにしろ自分も最終的には
こういう爽やかな境地に達したいものだと
強く思った次第。
このメルマガの読者さんは若い層が多いですが、
どういう人生観・死生観・老後観を持っておくかは
早いうちから考えておいたほうが絶対いいですね。
そのときに「自分もこうなりたい!」と
思えるモデルケースとなる人を探すのは重要ですが、
80代前後の年齢の方の意見や人生の感想って
マスメディアにもネットにも、個人的なつながりでも、
ほとんど出てこないですからね。
個人的には大変貴重な意見でした。
Sさん、すばらしいお話に感謝します。
ぜんぜん勉強と関係ない話でしたが、
私たちはよりよく生きるために
勉強をしているのですから、
たまにはこんなテーマもいいですね。
▼前回の記事