- 2011-8-1
- 夏休み・冬休み・春休みの勉強法, 未分類
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
ついに8月になりましたね。
今日は8月の初日であり、一週間の最初の月曜日という、なんともキリのいい日となっております(笑)
こういうキリのいい日は
「おっしゃ、やるぞー!!(・∀・)」
という意気込みに燃えやすい日ですよね、普通。
もし今日、この8月をものにすることに対する意気込みをあまり感じていない人は、
ちょっと危険だと思ってくださいよ(-.-;
何度かこれまでお伝えしてきたとおり、受験生にとって今回の8月というのは、
これまで生きてきた8月、今後生きていく8月の中でも、ベスト1か2に入るんじゃないかというくらいの、
とんでもなく重要な8月ですからね。
受験というのは、前年の3月、4月から始まるとすると、9ヶ月間とか10ヶ月間といった長期戦になるわけですが、
その9ヶ月なり10ヶ月の間、たんたんと毎月同じ重要度ですぎていくのではなく、
あきらかに、月ごとに重要度の波があります。
最初の4月、5月あたりはまだスタートしたばかりで、重要には違いないですが、
まだ多くの人は部活やってたり、文化祭などがあったり、勉強法の研究してたり、志望校検討してたりなんかして、
一年全体の中でみると、まだそこで勝負が決まるといった月ではありません。
その後、当然、月を追うごとに右肩上がりで重要度は上がっていくわけですが、
その右肩上がりの中でも、とくに重要度が跳ね上がる月が2~3あり、
その一発目が8月になるわけでございます。おおーガスト!なのです(゚Д゚;)
その後、右肩上がりで秋がすすみ、直前期にまたボーンと重要度が跳ね上がる。
つまり、受験生向けに年間重要度表みたいな折れ線グラフをもし作ったなら、
8月と直前期の2回、右肩上がりのグラフの中に、2回ドカーンと、
なんというか、火山の傾斜面から2つ噴火してるようなグラフになるわけです(想像してね)。
8月は一発目のドカーン。ドカーンと打ち上がる花火大会を見に行くのもいいですが、
花火よりも、今月は君の方がドカーンだよ!ってわけです。
それくらい重要な月なわけです、この8月は。
そこで最後に、この8月を征するためのコツを1つお伝えして終わりましょう。
これはマインドセット(心構えのようなもの)にあたりますが、非常に効果的な考え方です。どう考えるかというと、
「この8月だけ超がんばる!その後は知らん!(>_<)」
というマインドセット。
この8月が終わっても、9月も10月も、実際は受験はまだまだ続きます。
でも、9月以降のことは考えない。この8月を征することだけに集中する。
「9月以降なんて知らん!自分にとっての受験は、この8月だけだ!」
と考える。こうすると、1ヶ月間の集中力が数割アップします。人によっては数倍になります。
勉強の集中力をアップさせる上で、
「締め切り効果」
を利用するのがきわめて重要だという話を、これまで何度もしてきました。
今お伝えしたマインドセットは、仮想的に8月を受験の締め切りにしてしまう方法です。いわば
バーチャル締め切り効果
を狙うわけですね。
英語でいうと「バーチャル・デッドエンド」。なんかめっちゃハリウッド映画のタイトルぽいじゃないですか。私ならこのシブいタイトルだけで見に行きますけど( ´∀`)
話が脱線しましたが(ーー;)、つまりですね、仮想的に
「受験はこの8月で終わるんだ!9月、10月なんてない!」
ってことにしてしまうわけですね。
昔、マラソン女子の高橋尚子選手が金メダルをとったときに、どんな気持ちで金メダルをとったかという質問に対して
「前の方にある1つの電柱を見つけて、『あそこの電柱まで、とにかく頑張る』と思って走り、
その電柱を越えたらまた次の電柱を見つけて『あの電柱まで頑張る』と思って、その繰り返しで走りました。」
といった主旨のことを話されたそうです。これが金メダルをとったときのマインドセットだったというわけですね。
受験生にも、このテクニックは有効です。9月とか10月とか11月とか、
まだまだ続く先のことを考えていると、気持ちが無駄に疲れます。
別に何もしてないのに、先のことを想像して疲れる「想像苦」です。こんな疲れ方はアホくさい。
なので、その豊かな想像力を使って(笑)「この8月で終わり!8月だけ頑張りゃいいんだ!」と
バーチャル・デッドエンド(←やっぱカッコいいって!(゚o゚;))を設定して、
高橋選手のように、そこだけに意識を集中して、そこだけ頑張る。あとはしらん!で行く。
これが、8月をもっとも前向きに、パワフルに、ストレスも少なく、
集中して乗り越える秘訣だと思います。
8月だけ、めっちゃ頑張ってください。