- 2011-7-2
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
前回の続き。
<前回の記事>
参考書は何回くり返すのがベストか?
前回の要点だけ簡単にまとめると、ようするに、
▼実力をつけるには、テキスト(参考書・問題集)の「反復練習」が鬼重要
▼反復する回数に「○回繰り返すのがいい」なんて決まりはない。完璧になるまでやるだけ。
といったものでした(詳しくは、上記リンクより前回の記事をご覧ください)。
たとえばですが、「8回繰り返す」ことでようやく完璧にマスターできるテキストがあるとしましょう。
その場合、8回が8回とも、同じような調子で進むことはまずありません。
この8回の間、「勉強が進む感覚」に多少の波があるのです。あくまでイメージですが、
1回目
→初めてなので、なかなか進んでいかない。ただし、内容は知らないことばかりなので新鮮な気持ちで進められる。
2回目・3回目
→進むスピードは1回目より速くなる。ただし、すでにやった内容なので、「新鮮味」は限りなく減少(=飽き)。
4回目以降
→新鮮味はほとんど無し。ただし、このあたりから「進むスピード」が非常に速くなるのを実感できる。そのスピード感自体が楽しくなり始める。
7~8回目
→信じられないスピードで1周が終わる。1回目、2回目あたりでは想像もつかない速さに。その圧倒的はスピード感と実力がついた実感で、テキストをやることが快感に。
(例:1回目に1周3時間かかったのに、8回目では15分で終わったヾ(^v^)etc)
やるテキストの難易度や厚さ、もともとの実力などで若干は代わりますが、
だいたいは、完璧になるまでのプロセスは、上記のような体感を得ていくイメージです。
この体感プロセスには、ほぼ例外がないように思います。
どんなテキストでも、完璧になる直前の7~8回目あたりでは(この数字はあくまで例ですが)、
すごいスピード感もあり、瞬時に問題も解けるので、
テキストをやっていても非常に爽快感・快感があります。たとえ苦手科目でも、そこまでやりこめば、だいたいふつうは快感に変わりますから(笑)。
ポイントは2つ!
1、反復の2回目・3回目の時が、内容に飽きてしまう上に、進みもまだ遅い。ここでつまらなくなって、止めてしまう人も少なくない。一番のふんばりどころ。
2、最後の7~8回目の「1回目とは比べものにならないスピード感」「実力がついた感」をイメージし続ける。
ようするに、3回目までやったあとに、テキストが想像以上のスピードでどんどん進む
快感の世界( ´∀`)
が待ち受けているので、その気持ちのいい爽快な状況をイメージして勉強していくと、
テキストを繰り返していくモチベーションも続くということです。
そして、その快感を味わったあとは、
大きな自信(^_^)v
が得られるという、ビッグなおまけまで付いてきます。
そんな楽しい世界が待っているのに、多くの人は2回目とか3回目あたりで、
なんかちょっと飽きてきてしまって、次のテキストに行こうとします。これではあまりにもったいない!もったいないオバケがでますよ(って古すぎ)。
中途半端なところでやめてしまったら、それまでの反復練習も水の泡になりかねません。
ぜひ、終わりのほうに訪れる
「快感あふれる状況」
「自信がついた自分」
を強くイメージしながら、
そこを目指して、ワクワクしながら勉強していってください。
それが一番効率的であり、楽しく勉強できる方法だと思います。