- 2012-7-11
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
人間というのは、「他人には関心がない」という人は多いですが、
「自分自身に関心がない」人はほとんどいません。
会話においても、他人の噂話も楽しいものですが、
「自分のことについて話すこと」はそれ以上に楽しいですよね。
実は、それを証明する実験があります。
ハーバード大学の神経科学者たちが行なった脳の実験によると、
自分自身のことについて話すことは、
食べ物を食べたり、お金を得たりすることと同じ「喜びの感覚」を
脳内で呼び起こすことがわかったそうです。
その実験では、たとえば「オバマ大統領について」など、
他人のことについて話す場合は数セントを支払い、
自分自身について話す場合はお金はもらえない、というルールで行われました。
ところが多くの被験者は、もっと他人のことを話せば、
本来はさらに多くのお金をもらえるのに
その利益を無視してまで、自分のことを話してしまったそうです。
このように自分のことを話すといった
「セルフディスクロージャー(自己開示)」を行うと
食事・お金・性的なことから得られる快感と関係している
脳の部位が活発化するそうです。
つまり、自分のことを話すのは、
人間にとって本能レベルで快感だということですね。
よって他人から見たら全く以てどうでもいいことを、
ツイッターで世界中の人がブツブツとつぶやいているのは、
もう本能レベルでそれが快感だからでしょう(;・∀・)
この研究によると、その快感は、
会話であっても、フェイスブックやツイッターなどの
ソーシャルメディアでの発信であっても変わらないそうです。
というわけで、ストレスがたまった時のストレス解消法はいろいろとありますが、
友達との会話やソーシャルメディアで自分のことを開示することも
脳的にはかなりのストレス解消になります。
ストレスが多いと感じる人は、何ごともあまり自分の中にためこまずに、
会話やソーシャルメディアを使ってどんどん自己開示し、
コマメにガス抜きしておくことをオススメします。