- 2011-6-28
- 参考書学習テクニック, 未分類
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
「成績がいい人」( ´∀`)
と
「成績が伸び悩んでる人」。゚(゚´Д`゚)゚。
の大きな違いの1つに、
反復練習の差
というものがあります。ようするに
参考書(問題集)をどれだけ繰り返したか
という点ですね。
たとえば、塾の同じクラスで、まったく同じテキストを使って、同じように1冊終わっているのに、
その分野の成績にA君とB君で大きく差がついてしまう、なんてことがよくあります。
この場合、その成績の差は、たいがいは反復練習の差、つまり
「どれだけそのテキストを繰り返しやったか」
の差でしかない場合がほとんどです。
結局は、そのテキストを何度も繰り返した人の方が成績が伸びるということ。そんなに難しい話ではありませんね。
ただしこの「反復練習の重要性」は、どれほど強調してもしすぎることはないと思います。それくらい重要なのです。
当会で5月から行っている「受験勉強オンラインコーチング・プログラム(OCP)」に参加しているメンバーに、非常に優秀な高3の男の子がいるのですが、(追記:この彼は後に東大理三に合格しました)
彼は、私がコーチングをした初日、反復練習についてこんなことを言ってきました。
「Aという勉強法の本には、『テキストは3回繰り返せ』と書いてあります。
でもBという勉強法の本には『テキストは7回繰り返せ』と書いてあります。
どっちが正しいのでしょうか?」
という内容。彼のこれまでの経歴や成績などを見ると、私は
「えー!?君ほどのレベルの受験生でもそんなところで悩んでるの!?マジかいな(゚Д゚;)」
とちょっと驚いてしまったのです。念のため書いておきますと、私の回答は以下の通り。
「回数ではなく、『完璧になるまで』繰り返してください。
3回で完璧になるなら3回でOKだし、7回で完璧になるなら7回でOKです。
ただし、一般的に言って、0から始めたテキストが3回で完璧になることは稀(まれ)ですから、
あえて3回か7回かで言うなら、7回の方が正解に近いのかもしれません。
でも重要なのは回数ではなく『完璧に』なるまで反復することです」
と説明しました。この段階で、さすがに彼は勘が良く
「なるほどそうですね!回数は本質ではないですね!」
と瞬時に理解した返事を返してくれました。この返事を聞いた時点で「もう彼にはこれ以上の説明はいらないな」と判断できましたが、
彼ほどの優秀な受験生でも、そういった受験勉強における「思考の落とし穴」にはまってしまうことがあるのです。
そういった落とし穴に一度はまってしまうと、なかなか自分一人でそれに気づいて、自分でその間違いから脱出するのは難しいです。
「なんでこんなにうまくいかないんだろう(T_T)」
「どうやったら、この悪循環から脱出できるんだ?(ノД`)」
なんていう、悩みのループにはまってしまうと、ここから一人で抜け出すのはなかなか大変です。
そういった悩みから脱出するために、
またそもそもそういった悩みにハマることを極力避けるために、
私が今やっている「コーチング」という手法が存在します。
(備考:まもなくOCPの第2次募集を行う予定。興味のある方は、このブログをしばらくチェックしておきましょう(笑))
このようにテキストの「反復練習」を「完璧になるまで」行うのは非常に重要です。
が、その完璧にするまでのプロセスにおいて、ちょっとした心理的な壁があるのです。
次回は、その心理的な壁とは何かという点と、その壁の乗り越え方について、
私なりの対処法をお伝えしたいと思います。