- 2013-1-6
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回は、「有形資産と無形資産」について。
聞き慣れないワードですが、受験生にこそ聞いてほしい話。
「資産」というと、なんとなく「お金」をイメージしてしまいがちですが、
決して資産というのは、お金だけのことではありません。
人間はだれでも、「有形」と「無形」の資産を持っています。
有形の資産というのは、読んで字のごとく、形の有る資産です。
現金・預貯金はもちろん、株式や不動産や債券といった、
ようするに、かんたんにお金に換えられるものですね。
余談ですが、いわゆる「億万長者」というのは、
年収1億円の人のことではなく、この有形資産が1億円以上ある人のことです。
ちなみに日本にはこの億万長者は100万人以上います。
(これ、大昔初めて聞いたときは1万人の入力ミスかとおもいました(゚o゚;)
いっぽう、「無形の資産」というのは、
知識や経験、なんらかのノウハウを通して身につけた
専門性、能力、スキルなどのことを指します。
これらは有形資産とは違い、銀行に行ってもかんたんにお金として
引き出せるものではないですが、自分の脳や血肉のなかに
一生消えることのない資産として、死ぬまでずーっと残り続けているわけですね。
そして、これは私の考えですが、
有形資産と無形資産をくらべると、
絶対的に「無形資産」のほうが重要だと思っています。
その理由は、ひらたくいえば、
「無形資産は絶対に無くならないから」
です。だって、自分の脳の中にあるものを、どうやって取り除くのですか(´∀`)
なにが言いたいかというと、
受験生は今、こんなにも大変な状況のなかで、
生涯絶対に無くならない、大切な大切な「無形資産」を築いているということです。
受験を通して、勉強法はもちろん、効率的な時間管理ノウハウ、
健康や規則正しい生活習慣を維持するための知識と、
そこから身につけた自己管理能力、
ひとつの大きな目標を達成するまでの一連のプロセスの経験、
その過程で得ることができる一定以上の精神力、忍耐力
(合格したら)目標を達成したことによる大きな自信、
・・・などなど、受験勉強から得られる知識そのものも含めて、
受験生のあなたは、今大変な状況を経験しながら、
ものすごい勢いで「無形資産」を作っているのです。
そして、今ここで身につけた「無形資産」の数々は、
生涯ずっとあなたの中に残って、人生のいろんな場面で役に立ち続けてくれます。
「なんでこんな無駄なことしないといけないんだヽ(`Д´)ノ」
というのは、気持ちはわかりますが、
受験のごく表面的な一部分しか見れていない、
かなり浅薄な考え方だと思います。
今大変な時期だとは思いますが、
ここで、一生残り続けるほどの莫大な無形資産を築いてください。
無形資産の「億万長者」をぜひ目指してほしいと思います。