- 2012-12-28
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
私は心から楽しい人生、心から納得いく人生を送りたいなら、
「人の目を気にしないこと」だと思っています。
とくに日本人の場合、これが重要になってきます。
なぜかというと、日本人の多くは人の目を気にしすぎるからです。
日本人の性質の根本は、ルース・ベネディクトが『菊と刀』で指摘した
いわゆる「恥の文化」ということになると思いますが、
いい意味でも悪い意味でも、日本人は世間や周りの目を
非常に気にして生きる民族です。
そして、それが顕著にあらわれるのが
「人生の節目」においてだと私は思います。
人生の節目とは、進学、就職、転職、資格試験、結婚。
このあたりですね。これらのポイントは要注意です。
本当は自分が行きたい大学があるのに、
親や先生が進める「世間的にいい大学」を選択してしまう。
本当は自分がやりたい仕事ができる会社があるのに
「世間的にいい会社」を選択してしまう。
こういう人生の節目節目においては、「世間の目」を気にするか
気にしないかが問われるシーンが必ずあるのです。
余談ですが、私はこれまで数多くの有名大企業の社員の方たちと
深く接してきましたが、そういう方々は結局のところ、
「俺はみんなが知ってる有名な○○に勤めている」
というプライドが仕事のモチベーションになっている人が非常に多いです。
それだけが唯一のモチベーションという人も少なくないです。
有名大企業に勤める生き方を否定する気はまったくないのですが、
「俺はみんなが知っている有名企業に勤めている」
というプライドだけが、
命を削るほど頑張って働くモチベーションだとしたら、
あまりにも悲しすぎます。
なぜなら、それは自分の人生を生きているのではなく
株式会社○○○○といったその有名大企業のために
生きている人生だからです。
あるいは、そこに勤める自分を見せつける「周りの人」のために
生きている人生だからです。
そのマインドが顕著にあわられるのが、「就職人気企業ランキング」ですね。
個人的にこれは地球上で一番醜いランキングではないかと思っています。
私は昔から、これを見ると反射的に目まいがして、吐き気というか、
オェーーってヘドが出そうになるんです。。
「いいところにお勤めですね」と生涯周りから言われたいなら
そういうランキングで上から順番に選んでいけばいいだけです。
内定して数年もすれば引くに引けなくなって、いつのまにか
「会社のみんなのため」「家族のため」といった
一見エゴではないきれいな言い訳を見つけてきて
本当は妥協して「他人の人生」を歩んでいる自分を、
そうではないんだと自分で説得していく人生になります。実に幸せそうです。
「心底納得のいく、充実した、本当に楽しい人生だったな」
と思いたいのであれば、世間の目、周りの目は気にしてはダメです。
どこかの段階でそれを切り捨てないと、何1つ達成できないです。
結局人間には、自分の人生を生きている人か、
他人の人生を生きている人か、その2通りしかいないと思います。
人生は1回しかないです。
他人の人生ではなく、自分の人生を生きたいものですね。