- 2021-2-1
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こんにちは、中西です。
予想通り、緊急事態宣言が延長されることになりました。
この原稿の執筆現在では期限は分かりませんが、おそらく2月末か3月上旬までの延長になると思われます。
受験生は受験シーズン真っ只中で大変だと思いますが頑張ってほしいですね。
受験生向けの話で1つ注意しておいてほしいのは、
「過去問を解くときはできるだけ自宅でやらないほうがいい」
と言うことです。実はこれはかなり重要なコツなのですが、理解している人は非常に少ないです。
自宅で勉強するのは良いのですが、過去問の演習まで自宅でやることに慣れすぎると、受験の本番で受験パニックを起こす可能性が高まるからです。
要するに自宅というのは非常に居心地の良い空間なわけですが、受験会場と言うのは自宅とは全く違う空間です。大勢のライバルの受験生がいて、とてつもなく緊張した空間になっているわけです。
それが「過去問演習をしていたときの自宅の空間」とあまりにも違うため、そのギャップと緊張感に耐えられずパニックにつながるということです。
医学博士で受験生専門のクリニックも運営されている吉田たかよし先生も、自宅での過去問演習を非常に強く警告されています。
特に受験直前に自宅で過去問を解くと言うのは、メンタル医学の観点で「ものすごく危険」であり、吉田先生のクリニックではそれをやることを「絶対に禁止」されているほどです。
単なる医師ではなく受験生専門の医師がここまで警告されているので、素直に従ったほうがいいと思います。
吉田先生のクリニックでは図書館で過去問を解くように勧めておられるそうですが、緊急事態宣言の間はそれは難しい人も少なくないと思います。(地域にもよりますが)
そういう場合は、自宅のリビングなど家族のいるところで過去問を解くのを推奨されています。
自宅の誰もいない個室ですと、あまりにも居心地が良い空間になりすぎて、その時リラックスして過去問の点数が良かったとしても、本番では全く実力が発揮できなくなるリスクが高まります。
したがって受験本番でベストなメンタルを保つためには、過去問の演習は図書館の自習室など外でやるのがベストですが、
環境・状況的にそれがどうしても難しくて自宅でやる場合は、できるだけリビング等の家族がいるところでやるようにしてください。
ついでに言うと、「本番と同じ時刻」に「本番と同じ科目」の過去問演習をやることができればよりベスト。
午前中に試験がある科目の過去問演習を、午後の眠い時間や夜遅くにやっていたら、本番当日と感覚が違うせいで試験でベストなパフォーマンスを叩き出せなくなるリスクが上がります。
本番と時間帯を合わせる事は昔から言われている基本ですが、これもできるだけ忘れないようにしましょう。
結局のところ「本番でベストのパフォーマンスを出す」ことも含めて「その人の実力」と判断されるのが受験です。
そしてその実力を発揮するためには、本番とできるだけ近い環境・状況で過去問演習をすることが鍵を握ります。
自分自身の実力を高めることと、本番当日の対策。この両方が必要だと言う事ですね。
これから受験のラストスパートをかける人は、ぜひこの点は忘れないようにしておいてください。
それではまた。