- 2011-1-22
- 効率的なノートの取り方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回は、私が中学時代に通っていたある大手系の塾で、
私が大好きだった若い塾長さんが教えてくれた、簡単なノートの取り方のコツをご紹介。
もう大昔に聞いたコツなのですが、なんと今だにほぼ毎日のようにそのコツを使ってノートやメモをとっています(教育の効果恐るべし!)
本当に簡単な方法なのですが、
たとえば授業でノートを取っているときに、
「参考になる関連情報・余談」
といった内容が出てくることってよくあると思います。
いろいろありますが、たとえば
▼先生が話した雑談
▼授業中に教科書を読んでいて、偶然に欄外で見つけた関連事項
▼ノートを取りながら、ふと思い出した関連事項
といったものです。
このような、ノートやメモしている内容に関する「参考になる関連情報・余談」といったものが出てきたときに、
ノートの空いているところに
cf
という記号を書いた上で、その「参考になる関連情報・余談」を追記するのです。
「cf」とは、
「cf=《(ラテン) confer 》比較せよ、参照せよ、の意を表す略号。コンファー。」(大辞泉より)
というもの。
具体的には、たとえば日本史なら、
「1192年 鎌倉幕府が成立
cf 1603年 江戸幕府成立 」
「1582年 本能寺の変
cf 信長の遺体は発見されなかった」
「1590年 豊臣秀吉が天下統一
cf 別名は『木下藤吉郎』『羽柴秀吉』」
といった感じで、cfと書いたあとに、参考情報、関連情報を書きます。
こうすることで、あとでノートやメモを見返したときに、
一瞬でそのマークがついた部分を「参考になる関連情報・余談」だと見分けることができます。
このマークがついている部分は、重要度で言うと「最重要事項」といったものではなく、あくまで関連情報・余談レベルの情報ですから、
復習に時間がかけられないときは、「cf」の箇所だけを飛ばす
ことで時間の短縮にもなります。
また一方で、「cf」とはっきりその情報のクオリティ(質)を明記することで、その内容が「参考になる関連情報・余談」だと脳が認識します。
すると、情報の内容によっては、逆にこちらのcfの方が記憶に残ることも多々あり、試験などでノートに書いてあったことを思い出すときに、その「cf」情報が、
メインの項目の記憶をよみがえらせる「引き金」になってくれる
ことも少なくありません。
これがもし、「cf」といったマークを付けることもなく、「参考になる関連情報・余談」をメインの項目の近くにさらっとメモしているだけなら、
あとから見返したときに、情報の質を瞬時に見分けることができず、
本当は余談的な参考情報にすぎないのに、一生懸命覚えてしまっていた
なんて無駄が起こらないとも限りません。
私はこの「cf」マークを使い出して以来、ノートの内容が非常にまとまりやすくなり、頭の中も整理されやすくなりました。
本当に簡単なコツですが、大変便利なマークですので、よかったらあなたも使ってみてくださいね。
CF
ちなみに、「例えば」とか「具体例」を書きたいときには
「ex」
を使うと便利です。もちろん「example」(=例)の略ですね。