- 2013-8-4
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 効率的なノートの取り方, 効率的な勉強法~基礎編~
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
私が学生時代(とくに中学時代)に、周りのクラスメイトを見ていて気づいた一つの法則があるのですが、
その法則というのは「勉強で使う色ペンがバラエティに富んでいるほど、成績が良くない」というものです。読者さんで該当者がいたらすいません。
もう少し具体的に言うと、4~5本くらいのペンを使って色分けしている人はまだギリギリセーフという感じですが、
それを越えて6本、7本、さらにそれ以上となってくると、かなりの確率であとは本数に比例して成績が下がっていく感じでした。事実なので言いますが、女の子に多かったです<(_ _)>
もちろん例外もあるでしょうが、往々にして、やたらとたくさんの色ペンを使っている人は成績がイマイチで、
逆に成績抜群の人で色ペンがやたらバラエティに富んでいた人というのは、ほとんど出会った記憶がありません。
なぜそうなるかというと、理由は簡単で、本来勉強においてそんなにバラエティに富んだ色ペンなど必要ないからです。にもかかわらず
たくさん使っているということは、勉強の本質をハズしている可能性が高いのです。
つまり、脳に効率よくインプットするために色ペンを使い分けているのではなく、「色ペンをたくさん使いたいから、使っているだけ」である可能性が高いわけです。
言ってしまえば「ノートや教科書がとてもカラフルで、見た感じが楽しいヾ(´▽`)ノ」というただそれだけのことでペンを多用するようなことを、学習効率を常に考えている人はしない場合が多いのです。
これでは本末転倒ですから、ペンで色分けをするのであれば、その意味をよくよく考えて使うべきだと思います。
どういう基準で色分けするか、そのルールは人それぞれだと思いますが、いずれにしろ使い分ける色の種類は、3~4色もあれば十分のはずです。
これが5本以上になっている場合は、本数を減らせないか一度検討してみたほうがいいかと思います。
私の場合は赤、青、緑の3色ボールペンを使っていました。(1本に3色入っているボールペンね)。で、その3色を
赤・・・最重要
青・・・そこそこ重要
緑・・・ちょっと重要&補足事項
という形で分けていました。あるいは勉強内容や参考書によっては、
赤・・・1回目でわからなかったところ
青・・・2回目でわからなかったところ
緑・・・3回目以降でわからなかったところ
というパターンで分ける場合もありました。とくに後者の分け方であれば、最終的には復習の際に「緑の部分だけをチェック」すればいいので非常に効率が良いわけです。
色分けというのは、あくまで効率よく頭にインプットするための「手段」ですから、
バリエーションをやたら豊富にして、それを楽しむこと自体が「目的」になっては意味がないですからね。(その方法が自分の中で確立していて、結果も出ているのであれば別ですが)
色分けをするコツは、
1、色ごとのルールを明確に決める
2、色の種類を必要最低限におさえる
この2つですね。かなり勉強の生産性に関わってくる部分ですので、あまりフィーリングで色分けするのはおススメできません。
自分にとって都合のいい形でかまいませんので、「しっかりしたルール」のもと、「必要最低限の種類」で色分けしておくことをおススメします。