- 2025-2-10
- 受験を突破する記憶術
🧠 SWR(シャープウェーブリップル)とDMN(デフォルトモードネットワーク)の違いとは?
こんにちは、中西です。
今回は、脳科学の中でも注目されている「SWR(シャープウェーブリップル)」と「DMN(デフォルトモードネットワーク)」について、その共通点と違いを解説します。
✅ 1. そもそもSWRとDMNって何?
🔷 SWR(シャープウェーブリップル)とは?
- 発生場所: 海馬(記憶をつかさどる脳の部分)
- 特徴: 高速で発生する脳波(100〜250Hz)
- 主な役割: 記憶の定着や情報の整理
- 発生するタイミング: 睡眠中や、ぼんやりしているとき
イメージ: 脳が「大事なデータ」をUSBに保存している瞬間のようなもの。
🔶 DMN(デフォルトモードネットワーク)とは?
- 発生場所: 前頭前野、後帯状皮質、側頭葉など複数の領域が連携
- 特徴: ぼんやりしている時に活性化する脳のネットワーク
- 主な役割: 自己反省、未来の想像、過去の思い出し、内省的な思考
- 発生するタイミング: 休憩中、瞑想中、空想しているとき
イメージ: 頭の中でBGMのように流れている「思考のバックグラウンド音楽」。
⚡ 2. SWRとDMNの違いを比較してみよう!
| 項目 | SWR(シャープウェーブリップル) | DMN(デフォルトモードネットワーク) |
|---|---|---|
| 発生場所 | 海馬の一部 | 複数の脳領域(前頭前野、後帯状皮質、側頭葉など) |
| 周波数(活動の速さ) | 高周波(100〜250Hz) | 低周波(0.1Hz以下) |
| 発生タイミング | 睡眠中、マインドワンダリング中 | 休憩中、ぼんやり中、瞑想中 |
| 主な役割 | 記憶の固定、情報の整理 | 内省、未来の計画、自己認識、過去の回想 |
| 活動の範囲 | 局所的(海馬中心) | 広範囲(複数の領域が連携) |
| 関連する疾患 | 記憶障害、認知症、てんかん | うつ病、ADHD、PTSD、認知症 |
💡 3. どんな関係があるの?
- 共通点: どちらも「ぼんやりしている時」に活発化します。
- 違い:
- **SWRは「記憶の保存装置」**のような役割。
- **DMNは「思考の流れ」や「内省の舞台装置」**として働いています。
実は、SWRとDMNは連携して働いている可能性もあり、記憶や思考のプロセスに深く関わっていると考えられています。
🌟 4. これがわかると何がすごいの?
- SWRの研究: 記憶障害や認知症の治療法に役立つ可能性
- DMNの研究: うつ病やADHDの理解、メンタルヘルス改善への応用
脳科学はまだまだ未知の領域が多いですが、これらの研究が進むことで、記憶力アップやストレス軽減、認知症予防の新しい方法が見つかるかもしれません!
✨ 5. まとめ
- SWR = 記憶を保存する「データ転送」
- DMN = ぼんやり考える「思考のバックグラウンド」
どちらも私たちの記憶や心の健康に重要な役割を果たしています。
気づかないうちに、ぼんやりする時間が実は「脳のメンテナンス」になっているかもしれませんね。😊
最後までお読みいただきありがとうございました!


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