- 2024-3-18
- 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
先日、3月15日は「世界睡眠デー」ということで
「睡眠不足だと人生を謳歌できなくなる」
という趣旨の研究をご紹介しました。そして本日3月18日は、
「春の睡眠の日」
となっております。わずか中2日で睡眠の日が続く不思議。
この「春の睡眠の日」は「睡眠健康推進機構」が、睡眠への意識を高めてもらうために制定したものだそうです。
この調子だと、なんとなく季節ごとに睡眠の日が設定されているような気もしますが、調べるのが面倒なのでやめておきます。
そんなわけで、3月15日に引き続き、今回も睡眠に関するネタをご紹介。
睡眠に関する研究はたくさんあるのですが、今回は個人的にちょっと面白かった研究を。
睡眠と美容の関係はよく言われますが、
「よく寝る人ほど見た目も美しくなる」
と言うことが、スウェーデンのカロリンスカ研究所の研究で示されたことを、BBC (イギリスの公共放送)が報じていました。
【参照】本記事下部に記載
この研究では、睡眠不足が数日続くと、人は見た目が「著しく醜くなる」ことが明らかになりました。
他人から見て魅力が減少するだけでなく、目の下にクマがある人とは、人は交流するのが億劫になるようです。
要するに、「疲れた顔をした人とは、できるだけ付き合いたくない」みたいな感じですね。
研究内容は、大学生の男女25人が被験者で、
① 2日連続で十分な睡眠を取る
②①の1週間後に2日連続で4時間しか寝ない
というルールで睡眠をとってもらい、それぞれの後に化粧をしていない顔の写真を撮ってもらいました。
(言うまでもなく、化粧をしていたら本当の顔がわからないため)
その写真をストックホルム(スウェーデンの首都)に住む122人に見せて、
魅力、健康、眠気、信頼性
という基準で評価してもらいました。
さらに「写真の人物とどの程度交流したいか」と質問。
なかなか残酷な調査のような気もしますが、あくまで研究であります。
その結果、評価した人たちは、写真の人物の疲労をかなり正確に察知して、
特に眠そうに見える人に対しては魅力に対する評価が低下していました。
この結果を受けて、研究者は
「人は病気の可能性がある人とはあまり付き合いたくないと感じる一方で、健康的な人とは一緒にいたいと思いやすい」
とのこと。また、
「ほとんどの人は、時々睡眠が少し不足する位は問題ありません」
とのことで、過剰に睡眠不足に怯える必要は無いとも忠告されています。
一方で、人は他人の疲れや睡眠不足をちょっとした手がかり(目の下のクマなど)からわりと正確に認識するようなので、
見た目や美容を意識するなら、やはりできるだけ十分な睡眠を心がけた方が良いことが再確認されたとのこと。
平たく言えば、
「睡眠不足はわりと簡単に見た目に影響が出やすく、それを他人にも察知されやすい」
という感じですね。
まあ、睡眠不足の日の朝に鏡で自分の顔を見ても、なんとなく「今日の自分やばい!?」と感じる人は少なくないのではないかと思いますが笑、
それは他人から見ても同じだと言うことですね。
(あるいは他人からはもっとシビアにチェックされてるかもしれませんが笑)
というわけで、他人から見た「自分の見た目」と言う観点でも睡眠は大事で、
睡眠不足になりすぎると、人から近寄りがたいと思われやすくなるので、
健康のためにはもちろんですが、なるべく良好な人間関係を築きたい人も睡眠不足にはご注意くださいませ。
【参照】Beauty sleep is a real thing, research shows – BBC News
https://www.bbc.com/news/health-39933232