- 2023-9-7
- 睡眠効率アップで集中力UP, 第二領域の話
こんにちは、中西です。
私が運営している第二領域コーチングのプログラムでは、メンバーさんと運動や睡眠の話をすることも多いです。
先日メルマガでも紹介しましたが、Kさんという男性メンバーさんは、転職活動や本業の仕事で納得ができない状況が続き、少し前までメンタルが不調に陥っていました。
ただKさんはメンタルの不調と同時に「運動不足」の状況でもあったので、運動にも力を入れた方が良いのではないかと言うことで、朝のジョギングをスタートさせました。
そうしたところ、メンタルの調子がとても良くなり、不調もかなり改善されました。
結局自分が抱えている現実が変わらなかったとしても、運動をすることで、メンタルが改善して、その現実を乗り越えるだけのエネルギーが手に入る。
すると現実は同じなのに、メンタルにエネルギーが充電されて元気なので、その現実に対峙する時の自分の感覚は全く変わってくる、と言うことです。
これは現実逃避ではなく、現実を乗り越えるための賢い対応策の1つだと思います。
運動でエネルギーを充電しておくことで、現実が変わっていくタイミングを待つわけですね。
現実が辛いからといって、メンタルまで辛くさせる必要はないということ。
運動をすることで、現実とメンタルを切り離して、うまく乗り越える力が身につきやすくなります。
そんなKさんと昨日もコーチングを行ったのですが、新たに1つ気になることがありました。
Kさんから毎週報告されるルーティーンや目標の中に、睡眠アプリのスクショも報告をしてもらっているのですが、睡眠時間が目標よりだいぶ短くなっていたのです。
目標は6時間半を目指していましたが、5時間半前後から6時間弱ぐらいの睡眠時間になる日が多い状況でした。
ジョギングは朝に行っているので、睡眠時間が短くなる日は、そのジョギングの時間を睡眠に充てることも可能です。
睡眠も運動も両方大事ですが、状況的にどちらか一つしか選べず、トレードオフの選択になる場合、どちらを取るべきなのか?
こういう場合に、どちらを選ぶのがいいのかといった科学的な研究を私は知りませんが、おそらく万人に共通する正解はなく、その人の状況によって変わってくると思います。
Kさんは睡眠or運動のどちらを選択したかと言うと、「運動」でした。
つまり、睡眠時間が目標より30分から〜1時間近く短くなったとしても、朝のジョギングをやる方が良い、という判断です。
本当にそれで大丈夫か確認したところ、
「ダントツで、睡眠より運動を取った方がいいです!」
とのことでした。
なぜかと言うと、(あくまでKさんの場合ですが)多少の睡眠不足でも、朝にジョギングをしておくことで、圧倒的にメンタルや体の調子が良くなるので、1日を乗り越えられるエネルギーが手に入るから、とのこと。
もちろん、人や状況によっては、運動よりも睡眠を取った方が良い場合もあると思います。
ただ、少し前までメンタルの調子がいまいちだったKさんにとっては、この程度の睡眠不足なら、運動を取った方が「ダントツで良い」というわけです。
逆に、Kさんがこのトレードオフで睡眠を少し伸ばして運動を止めてしまったら、おそらくまた調子が悪くなる可能性は高まるでしょう。
というわけで、睡眠と運動の2択で、どちらか1つを取らなければならないトレードオフの状況の時、
「多少の睡眠不足なら、運動を取った方がダントツに良い」
と言う考え方もありますので、1つの事例として紹介させていただきました。よかったら参考にしてみてください。
もちろん、十分に睡眠をとって、運動もしっかりやれたらそれに越した事はありませんが、
限られた時間の中ではこういう究極の2択を迫られることもありますからね。
それではまた。