- 2024-1-24
- 運動の話
【今日のFocus】
「階段を使うと集中力がアップする」
【解説】
ジョージア大学の研究によると、18人の女子大生を対象に行った実験で、
「カフェインの摂取」と「階段の昇降」を比較したところ、階段の昇降を行う方が
「エネルギッシュで精力的になった」
と感じ、仕事のモチベーションも上がることが分かりました。
カフェインも集中力アップ効果が認められていますが、下半身の運動をした方がより効果は高そうです。
——————————————-
<まつわる話(ゆるい雑談)>
——————————————-
こんにちは、中西です。
今回の研究が行われた目的は、
労働者が何時間も座った状態で、パソコンの画面を見て過ごしているため、
「日中に長時間の運動が取れない状況で、どうやって運動する時間を確保すべきか」
という目的意識から行われたようです。
結果的に、カフェインよりも、階段の昇降の方が集中力アップ効果があったわけですが、
実は、この研究の階段の昇降時間は、10分間でした。
何でも30階建てのビルで実験を行ったようで、その階段を10分間かけて昇ったり降りたりしたようです。
え?10分!?という感じです笑
階段の昇降で、10分間は長くないですかね(-。-;
ついでに言うと、実験に参加した18人の女子大生は、毎日6時間半未満の睡眠で、慢性的に睡眠不足の人たちでした。
意図的にそういう睡眠不足の人を選んだのかどうか不明ですが、いずれにしろ、結果的には、
階段の昇降後にエネルギッシュになって、めちゃくちゃやる気が出た
のは間違いありません。
と言っても
「階段を毎日10分昇降しましょう!」
という話ではなく(ほとんどの人が無理かと)、要するに、
【 下半身の筋肉に負荷をかけることで
やる気が大幅にアップした 】
というところを参考にすれば良いかと思います。
特に自宅やオフィスであれば、軽くスクワットをするのは個人的にオススメです。
私自身も1日の中で頻繁にスクワットをしています。
1回あたりの回数は少ないのですが、隙間時間を見つけてはこまめにやっているので、1日トータルだと結構な回数になります。100回越えも珍しくありません。
何より、1回あたりの回数が少なくても、こまめにスクワットをしていると、やる気が常に維持できる感覚がありますね。
なので、今回の「階段の昇降」でやる気が大幅にアップした研究は、経験的にも納得がいきます。
最近あまり下半身の筋肉に負荷をかけていなかった人は、すきま時間や休憩時間でもいいので、軽くスクワットをしてみてください。
1回あたり5回や10回でも全然いいと思います。
すっきりして、その後元気が出るはずです。
【参照】
Skip the caffeine, opt for the stairs to feel more energized(ジョージア大学 2017年4月19日)
Stair walking is more energizing than low dose caffeine in sleep deprived young women