- 2025-8-15
- 受験を突破する健康管理術, 運動の話
こんにちは、中西です。
1年で最も暑いシーズンに突入しておりますが、この時期に最も厄介なのは運動がしづらくなることです。
特に外でよく運動をしている人にとっては、真夏の運動をどのようにするかは大きな課題になるかと思います。
たしかに朝や夜の時間は比較的日中よりも涼しいですが、かといって時間を長時間取ることは難しい人も少なくありません。
そこで今回は、そんな真夏に長時間の運動が難しい方に嬉しい研究結果が最近発表されましたので、ご紹介したいと思います。
結論から言いますと、
【 WHOが推奨する週150分の中程度の運動が難しい場合は、「毎日15分の早歩き」だけでも健康効果がある 】
ということが判明しました。※参考:本メール下部に記載
これはCNNが3日前に報じていた内容ですが、バンダービルト大学の研究で、予防医学の学術誌AJPMに掲載されたものです。
約8万5,000人を16年間追跡した大規模・長期にわたる研究なので、信憑性も非常に高い研究となっています。
この研究によると、1日3時間以上のゆっくり歩きを行った場合、早期死亡リスクが約4%減少したのに対し、
毎日15分以上早歩きした場合は約20%も減少していました。
つまり、1日3時間以上ゆっくり歩くよりも、1日15分早歩きする方が5倍も健康効果があった、ということです。
これまでの研究でも、ゆっくり歩くよりは早く歩いた方が健康効果が高いことは分かっていましたが、具体的な数値が出た研究は少なかったようです。
今回発表された大規模・長期にわたる研究によって、健康効果が認められるラインとして、
【 毎日15分(以上)の早歩きでもよい 】
ということが分かったのは大きいと思います。
ちなみに早歩きの具体的な健康メリットとしては、体重管理、糖分摂取コントロール、がんリスク低減、
関節痛緩和、免疫力向上、血管の柔軟性改善、コレステロール値の低下、認知症リスク低減など”万能薬”ともいえる効果があります。
一般的な早歩きのこの万能薬的な効果が、15分程度の短時間でも得られるということになります。
なお、早歩きのスピードがどの程度なのかの具体的な目安については、
「話はできるが歌えない」
状態が一つの目安になります。
また、背筋を伸ばし腕を大きく振ること、鼻で息を吸って口で吐く鼻呼吸も効果的とのことです。
あまり難しく考えると実践できなくなるので、とりあえず「会話はできるけど歌えない」ぐらいのスピードを早歩きだと覚えておくといいのではないかと思います。
この研究結果を受けて、別の専門家によると早歩きだけでなく、自転車、水泳、高強度インターバルトレーニングなどでも問題なく、
有酸素運動をいつもより少し強めにやる形で15分ということでも良いようです。
確かによく考えると、体調が悪い人は早歩きはできないわけで、
逆に言えば「早歩きができるということは体が健康である証拠」という言い方もできると思います。
というわけで、1日わずか15分の早歩きでも、ゆっくり3時間以上歩くよりも健康効果が何倍も期待できるというのは、希望が持てる話だと思います。
また、今回の研究はあくまで1日3時間以上のゆっくり歩きと比べて、死亡リスクは5倍の効果があったということなので、
時間がない人は必ずしも15分にこだわる必要もないと個人的には思います。
例えば1日5分でも10分でも早歩きを行ったのであれば、15分ほどではないにしても相当な健康効果があるのは間違いないはずです。
なので、15分以上の早歩きが理想ではありますが、それができる人はそうすればよいですし、
時間的に15分も難しい方は5分でも10分でもいいので、会話はできるけど歌は歌えないぐらいの早歩きを、
朝でも夜でもいいので、日中の空いた時間でやっておくと全然違うと思います。
夏の暑さで運動する時間がなくて困っていた方は参考にしてみてください。
※参考:長寿の鍵は毎日15分の早歩き、週150分の中程度の運動と同じ効果か 新研究 – CNN.co.jp
https://www.cnn.co.jp/fringe/35236609.html


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