- 2023-9-13
- 勉強の集中力アップに役立つアイテム, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
睡眠に課題を感じている方は多いですが、特に多いのは「入眠」に関する悩みです。
私が運営しているコーチングプログラムでも、メンバーさんとよく入眠(就寝)の話題になりますが、その中でも多いのが
「寝る前にスマホを見てしまう」
という悩みです。
ある調査では「スマホを見ながら寝落ちしてしまう」という人の割合が7割にも上っていましたが、私の実感とも大体合っています。
とにかく、この入眠・就寝で悩んでいる人は多いと感じますね。
それで先日ふと思ったのが、
「スマホを見ながら寝落ちすることが『悪いこと』である前提だけど、逆に『悪いことではない』というデータはないのか?」
ということでした。
確かに、スマホを見ながら寝ると睡眠効率が悪くなるデータはありますが、その逆はないのかと。
どう考えても「寝る前にスマホを触る」のは良いこととは思えませんが、「前提を疑う」ことも大事です。
とはいえ多分ないだろうとは思いつつ笑、念のためいろいろ調べてみたところ、
ちょっと興味深い発想で作られた睡眠アプリを見つけました。
そのアプリの開発者は、上記の私と同じような考え方で、
「寝るときにスマホを手放せないなら、スマホを手で持ちながら眠ることはできないか?」
と考えて、そこから開発がスタートしたようです。
で、最終的に以下のアプリをリリース。
※スマホをさわるだけで寝付きが良くなる
「さわって眠れる睡眠アプリ – 睡眠観測」
変わった発想のアプリなので、内容を説明するのが難しいのですが、
アプリ内で特定のシチュエーション(場所)に自分がいる想定で、その場所であらかじめ設定した音が聞こえたときに、スマホを指で触ることで
「まだ起きている」
と言うことをスマホに認識させます。
逆に寝てしまって、スマホを指で触らなくなったら、アプリが「睡眠に入った」と認識して、就寝時間がカウント開始します。
例えば夜空のシチュエーションでは、流れ星の音が鳴ったときに、スマホを指でタップします。
この時、自分の体は寝ていて、手にスマホを持っていますが、画面は見ていません。
「流れ星が流れる音」
が聞こえてくるタイミングに注意を向けるわけです。
そして、音が聞こえたら、指だけ少し動かして画面のどこかをタップする。
強くタップしなくても、どこでもいいので画面上をほんの少しだけでも触れば、アプリが「まだ起きている」と認識します。
別のシチュエーションでは、夜の自然の森林の中で、「フクロウの鳴き声」が聞こえる設定もあります。
その場合は、寝ながら、手にスマホを持って、フクロウの鳴き声が聞こえるのを待ち、
「ホーホー」
と聞こえたら画面を軽く触る。
触らなくなったら、先ほどと同じく「睡眠に入った」とアプリが解釈し、就寝時間のカウントを開始します。
他にもシチュエーションはいくつかありますが、2つまでが無料で、シチュエーションを増やしたい場合は有料となっています。個人的には2つでもかなり使える印象です。
また、設定した「流れ星」「フクロウ」といった耳をすますための音のほかに、BGMを設定することも可能です。
どちらの音も音量調節ができます。
これをちょっとしたシンプルなゲームのようにやれるのですが、画面を見ないのと耳をすますだけなので、目が覚めることもありません。
なぜこれでスムーズに就寝できるかと言うと、横になって、あれこれ考えず、自分の意識を
「音が聞こえるかどうか」
だけに向けることができるからです。
意識を1つのことに向けることで、気づいたら眠くなっています。
この状態は、ある種マインドフルネス的です。要は意識があっちこっちに分散せず、今、この瞬間に意識が向くということです。
耳をすましてはいるものの、
「無心に近い」
状態とも言えるので、眠りにつきやすい仕組みになっています。
確かにスマホは手で持っていますが、かといって、「何もない状態で無心になる」のも非常に難しいですからね。
何もなしで無心になろうとすると、かえって余計なことをいろいろ考えるか、スマホを見て意識を紛らわしたくなりがち。
それを
「特定の(癒される)音が聞こえるかどうか耳をすます」
という行為だけに意識を集中させることで、完全な無心ではないですが、それに近い状態を作り出しているわけですね。
というわけで、このアプリ「睡眠観測」は、
「スマホを触りながら心地よく入眠する」
という一風変った面白いアプリだと思いますし、私も試しにこの数日使ってうまくいっているので、
寝るときにスマホを手放せずに就寝が難しい方は、よかったら試してみてください。
それではまた。