- 2023-8-28
- 勉強のやる気アップ法
こんにちは、中西です。
先日「寿命を延ばす8つの生活習慣」という研究の話をしましたが、
8つの生活習慣のうち寿命にダントツで最も影響を与えるのは「運動」でした。
とは言え、運動をするのはエネルギーが要りますので、やる気が出ない日もあると思います。
では、どうすれば運動をするやる気が出るかと言う問題ですが、これには複数のテクニックがあり、今回は興味深い別の研究を見つけました。
結論から言うと、
【 運動は腸内細菌が多いとやる気が出る 】
というものです。
▼参考:To Hack Your Motivation to Exercise, You May Just Need to Tweak Your Gut Microbiome
https://singularityhub.com/2022/12/20/to-hack-your-motivation-to-exercise-you-may-just-need-to-tweak-your-gut-microbiome/
ペンシルバニア大学のマウスを使った実験で、200匹の大量のマウスを集め、運動しようとしないマウスの特徴を調べました。
マウスは、基本的に歯車などで運動をしようとする動物ですが、少数派の運動しようとしないマウスの特徴を様々な分析で徹底的に調べたところ、唯一の違いが「腸内細菌の量」だったようです。
運動しないマウスは、腸内細菌が少なかったのですが、そこでそのマウスに腸内細菌を注入したところ、運動をするやる気が高まったそうです。
逆に、運動をするやる気のあるマウスから、腸内細菌を排除したところ、やる気のないマウスになったとのこと(゚д゚;)
あくまでマウス実験ではありますが、もともと「腸と脳」は密接に関連していることが科学的にわかっていて、今回の研究でも、やる気の元となるドーパミンが腸内環境と関係している可能性が高いようです。
これは、私たち人間でも、なんとなく経験的にわかる人は多いんじゃないでしょうか。
個人的には、納豆などの発酵物や野菜や和食を食べると腸の調子が良くなりますが、そういう時は元気が出てやる気も高まります。当然運動もやろうという気力が湧いてきます。
おそらくこれは偶然ではなく、やはり腸内環境を整えることと運動に対するやる気は(たぶん運動以外も含めた全般的なやる気も)密接に連動している可能性が高そうですね。
運動したいのに、やる気が出ないことが多い人は、一度食事の内容を見直して、腸内環境を整えてみると良さそうです。心当たりのある人はよかったら試してみてください。
それではまた。