- 2023-8-8
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する食事法, 受験生が陥る不安・焦りの対処法
こんにちは、中西です。
8月も1週間が過ぎて学生さんは楽しい夏休み、社会人の方もまもなく夏の長期休暇ですが、
一方で、この時期は「夏季うつ」と呼ばれる不調に陥りやすい時期でもあります。
私が運営している第二領域コーチングのプログラムのメンバーさんにも、最近チラホラと不調や体調不良になる人が出ています。(猛暑もありますが)
夏季うつの場合、不安感や精神的な不調になりやすいですが、特にメンタルにおける不調の対策として、意外なところでは、
【 野菜や果物を食べる 】
という方法があります。
生活習慣の基盤となっている睡眠・食事・運動のうち、睡眠や運動がメンタルに影響を与えることが知られていますが、
食事の内容
もメンタルに影響を与えます。その中でも、野菜や果物を食べることで
「精神的な幸福感がアップする」
ことが大規模な研究でもわかっています。
13,983人のイギリス人を調査した研究では、栄養ガイドラインで決められている野菜・果物の摂取量を満たしていた33.5%の人は、
メンタル面での幸福レベルが高いことがわかりました。
さらに、そのガイドラインの摂取量を1回の食事で満たしている人たちは6.8%いて、この人たちはメンタル面で非常に満たされた状態だったこともわかりました。
簡単に言うと、
【 野菜や果物をたくさん食べるほど、幸福感がアップして、精神的に満たされる 】
ということですね。
幸福感のアップは、言うまでもなくメンタルにプラスの影響を与えるということなので、夏季うつなど精神面での不調に陥っている人・なりかけている人にも、
野菜や果物をたくさん食べる
という行為により、不調が改善する可能性が高まるということです。
まぁ、普通に実感としても、野菜をたくさん食べて体調が悪くなることはほとんどありませんからね。ラーメンや肉やお菓子を食べすぎて気持ち悪くなることは多々ありますが笑
また、メンタル面で幸福感がアップするということは、蓄積していたストレスレベルも低下するので、
結果として目の前のことに没頭しやすくなり、集中力もアップすると考えてほぼ間違いないかと思います。
というわけで、楽しい夏休みに入ってきておりますが、同時に、体調を崩しやすい季節でもありますので、
もし精神的にも調子が悪い・そのせいで集中しづらいと感じる人は、いつもより野菜や果物をたくさん食べることで、調子が戻る可能性がありますので、
睡眠や運動だけでなく、食生活も野菜や果物が少なくなってないか注意しておいてください。
それではまた。
参考
Major health-related behaviours and mental well-being in the general population: the Health Survey for England | BMJ Open