- 2021-12-3
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こんにちは、中西です。
今回は「長生き」に関する興味深い記事がありましたのでご紹介。こちら。
▼【最新研究で判明】100歳超の長生き高齢者の血液を分析、「驚くほど肉好きが多かった」(NEWSポストセブン)
タイトル通り、最新の研究で100歳を超えて長寿の高齢者の血液を分析した結果、
「肉好きの高齢者が長生きできる原因」
が判明しました。ポイントを箇条書きでまとめると以下の通り。
▼日本で唯一、大規模な長寿研究をしている慶應義塾大学医学部・百寿総合研究センターの研究
▼全国各地の100歳以上の高齢者を訪ねて集めたデータを、長寿研究を30年続ける権威・新井教授が中心となり、10月に国内の学会で発表。
テーマは「100歳以上の高齢者の血液」
▼この研究は、100歳以上長生きした人のなかで、「何が寿命を分ける要素になるか」を調査。
(100歳以上の長寿になる生物学的なメカニズムは従来の研究ではまだ解明されていない)
▼新井教授らの研究チームは、高齢者1427人を「110歳以上」「105~109歳」「100~104歳」「85~99歳」の4グループに分類。
それぞれ「血液データ」と「調査時点からの生存期間」を解析。
▼その結果、100歳を超える超長寿をもたらす「血の秘密」を発見
▼ 100歳以上の長生きをする人は、以下の2つの特徴があった
1. 心臓血管系の老化が遅い
2.タンパク質の一種「アルブミン」が多い
…と言う結果になりました。
この研究の共同研究者で、熊本大学大学院生命科学研究部の尾池雄一教授によると、
「しっかりタンパク質を摂ることは、健康長寿に直結するということが示唆されました」
とのこと。さらに同じく共同研究者の広瀬医師によると、
「私は全国の百寿者を20年近く調査してきましたが、その多くは肉中心の食事で、ステーキや焼肉、とんかつが大好きという人が多かった。」
とのことです。
平たく言えば、100歳を超えて長寿の人には、イメージと違って肉大好き・肉中心の食事の人が多く、
実際に研究でも肉食が長寿につながることがわかった、と言うことです。
老化を遅らせるタンパク質の1種「アルブミン」を肉食によって摂取することができるので、長寿になると言うことのようです。
私の母が在宅介護の仕事を20年ぐらいやっているのですが、
「高齢者やからって、ひじきとか煮物ばかり食べてると思ったら大間違いやで」
と前からよく言っていて、90歳以上の高齢者で肉好きの人は本当に多い、とよく言っています。
数え切れないほど高齢者を見てきた人の言葉なので、経験則としては説得力ありましたが、科学的にもどうやら
「肉好きの高齢者は長生きしやすい」
というのは偶然ではなかったようです。
まぁ「健康で内臓や消化器官が丈夫だから肉を食べられる」と言うことも考えられるので、因果関係が本当にこれでいいのかよく分かりませんが、
老化を遅らせるタンパク質「アルブミン」は肉を食べることによって摂取することができ、かつ体内にそれが多い人ほど長寿だったわけですから、
少なくとも、肉を食べることで長寿につながる可能性が高いのは間違いなさそうです。
ちなみに別途調べてみたところ、アルブミンは肉だけでなく、魚・卵・大豆・乳製品などからも摂取可能でした。
つまり肉でも魚でも卵でも何でもいいので、
「タンパク質を摂取する」
ことが長寿には重要、ということで私自身は解釈してます。
というわけで、100歳以上の長生きをしたい場合は、体の老化を遅らせる「アルブミン」と言うタンパク質の摂取を続けることが重要で、
そのためには肉・魚・大豆・卵・乳製品などを食べるのがポイントになります。
アルブミンを摂取するルートは何でもいいので、
高齢者になっても肉を食べたいなら、「肉は体に悪い」などと考えず、
「遠慮なく食べたい肉を食べる」
のも健康長寿の秘訣、と言うことですね。
それではまた。