- 2021-7-28
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こんにちは、中西です。
今回は久しぶりに最近購入して当たりだったオススメ本の紹介を。
私はほぼ毎日本を購入していますが、「密度の濃さ」と言う点ではここまで密度の濃い本はなかなかないです。
そのやたら密度の濃い本というのが、こちら。
▼「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」(藤尾秀昭監修、致知出版社)
中身はタイトル通りなのですが、日めくりカレンダーの自伝版みたいになっていて、1月1日から12月31日まで、1日ずつ偉人レベルのプロフェッショナルを取り上げ、
その人の残した言葉や、エピソードを紹介しています。
よって紹介している人数は365人なのですが、別に日付通りに読む必要もなく、パラパラとめくって面白そうな人物のページから読んでいく形でも全く問題ないです。
ちなみに紹介されている人たちの職業の括りはなく、クリエイター・経営者・アーティスト・研究者・言論人・スポーツ選手・作家などなど、多様な職業の人の話が紹介されています。
帯には2020年の売り上げランキング1位・ 25万部突破と書いてあるので、去年のベストセラーなのかな?私は知りませんでしたが。
余談ですが、私は去年のコロナ発生直後に、2020年にこの手の本が大流行することを予言しておりました。
確かこのメルマガかフリートークの音声かでお話ししたのですが、なぜそれが予想できたかと言うと、20年前にも同じ現象が起こっていたからです。
2000年代の初頭にも、ITバブルがはじけて超就職氷河期となり、世の中の不況感がものすごいことになっていました。
この時に「プロ論。」と言う本が大ヒットしたんですよね。
このプロ論は、テレビに出ている有名人も含め、あらゆるジャンルの著名人やトップの人たちにインタビューをして、それを50人分ぐらいまとめた本でした。
不況で多くの人が自分の将来や仕事について不安になり、平時よりも深く考えるようになった結果、そういう本が大ヒットしたわけです。
だとすればコロナ禍においても同じような本が大ヒットする可能性が高いと思っていました。
今回紹介した本は人間学の雑誌で昔から有名な「致知」(本屋などではあまり売っていない)と言う雑誌の出版社が、過去のインタビューからまとめたものです。
監修した方もおそらく20年前の「プロ論。」を意識して緊急出版されたのだと推察します。
1ページ1人で365人分もあるので、本のページ総数は400ページを超えていて、割と厚めの本です(といっても分厚めの参考書位)
朝起きたことで毎朝1人ずつ読んでいくのも良いですし、夜寝る前に読むのもいいと思います。
あまり一気に読むタイプの本ではなく、どちらかと言うと日々少しずつ読んでいくタイプの本ですね。
もちろん日めくりカレンダー的に日付ごとに1日1ページ読んでいく形でもいいと思います。その場合読み終わるまでに1年かかりますが笑
テクニックなどを紹介するライフハック系の情報やエビデンスのある研究論文・データベースの情報も大事ですが、
一方で実際の人の言葉を通して人間学・人生観・仕事観を人生のどこかで(おぼろげでも)自分なりに構築しておかないと、表層的な金銭のみ追いかけるような社会人(ビジネスパーソン・事業家)になったり、
何の志も哲学も思想もなく自分の利益・利権のために世間に大嘘を撒き散らし、自分のためなら大勢の人間を困窮に陥れても平気でいられるような、このメルマガでよく紹介しているろくでもない学者・官僚連中やマスコミの愚か者たちみたいな人生を送ることになります。
しかし残念ながら、学校でも会社でも、組織ではそういった部分はまず教えてくれないんですよね。自分で構築するしかないのですが、そのためにはこういう書籍などのコンテンツを通して、自分で学ぶしかないのです。
今回紹介した本は、あらゆる分野の一流の人物たち365人分の仕事のエッセンスを学べる良書で、コスパの観点でもとんでもないコスパだと思います。
ここまでの話を読んでピンときた人はぜひ手に取って読んでみてください。
個人的にはこのレベルの本は「購入を検討する」と言う時間すら無駄だと思います。(私は内容を把握して2秒で購入を決めました)
結局「仕事論」と言うのは「生き方論」と言うことですからね。
自分の中にそういうものが何も出来上がっていないのに、目の前のことに超集中だけできるようになっても、ほとんど意味がないと思います。
▼「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」(藤尾秀昭監修、致知出版社)
それではまた。