- 2019-6-1
- 勉強の集中力をアップさせるテクニック
こんにちは、中西です。
最近は「長時間座り続ける」ことの弊害が一般的にも知られるようになりました。
簡単に言うと、「健康リスクが高まる」ことが数々の研究で判明したよ、という話。
通常この話は社会人のデスクワークの危険性の文脈で言われることが多いですが、学生の勉強においてもリスクは同じであるのは言うまでもありません。
このメルマガでもそのリスク回避策の話を色々しています。先日も私が購入した簡易版スタンディングデスクを紹介しました。
と言っても、まだ年齢の若い中高生や大学受験生くらいの年齢だと、「健康リスク」と言われてもピンと来ないかもしれません。
実際学校の授業では一日中座らせられますし、休日や長期休暇など1日10時間以上勉強している人もザラにいます。
そもそもこれまで何千万人もの人たちが10代の時に授業で一日中座り続け、長時間の受験勉強をしてきたわけです。しかしそれが原因で、その年齢層に病気が増えたという話を聞いたことがありません。
これは前にも言いましたが、個人的には10代の受験生が座ることの「健康リスク」について、あまり神経質に考えすぎる必要はないんじゃないかと思っています。
もちろん定期的に立ち上がった方が体にいいので、長く座り続けないようにするのはいいことですが。
で、ここから本題ですが、実はスタンディングで勉強や仕事をするメリットは、「健康リスクの回避」だけでなく、もう一つあると私は考えています。それが
「脱線リスクの回避」
です。
要するに勉強中や仕事中に「つい余計なことをして脱線してしまうリスク」を、スタンディングで勉強(仕事)を行うことによってかなり回避できるということ。
座っている状態だとリラックスしてしまう部分もあるので、時間の経過とともにダラダラしてしまいやすいわけです。
一方で、健康リスクが上がることからわかるように、座り続けること自体がストレスになります。相反する2つの要素が、集中力を襲うと。
結果、そのストレスから解放されたいという心理が無意識に働き、スマホを見たり、漫画に手を出したりなど、余計なことに脱線してしまいます。
ところが立ち上がった状態で勉強や仕事をしていると、余計なことをしたいという気持ちが起こりにくくなるのです。
全くゼロになるわけではありませんが、座っている時と比べると雲泥の差で、その気持ちが激減してしまいます。
「『余計なことをして脱線したい』という気持ちがあまり湧いてこない」
という状況になるので、必然的に目の前のことに集中しやすくなります。この違いはとても大きいです。
特に10代の人にとっては、健康よりこちらのメリットのほうが大きいと思います。
余談ですが、この原稿も私はスタンディングで執筆しています。ここ最近はずっとメルマガは立った状態で書いているのですが、非常に調子がいいですね。
余談の余談ですが、 執筆する時の台は何を使っているかと言うと、近所の中古屋で買ったカラーボックスのような台の上に、以前このメルマガでも紹介したクッションテーブルを置いて、その上にノートパソコンを置いて書いています。
というわけで、スタンディングで勉強や仕事をするのは、「健康リスクの回避」だけでなく
「脱線リスクの回避」
になるというメリットがありますので、 座りながら集中できていない人はぜひ試してみてください。
それではまた。