- 2020-1-24
- その他・雑談
こんにちは、中西です。
私の家から少し歩いたところは日頃から中国人の旅行客がわんさかいるのですが(。´Д⊂) 、
今日旅行客がいなさそうな道を少し歩いてみて、街中でどれぐらいの人がマスクをしているか確認してみたのですが、
ざっと2割くらいという感じでした。
繰り返しますが中国人の旅行客が多い街なのです。そんな街ですらこの割合なので、まだ日本全国そんな感じだと思います。
例えばこれが情報不足だったら仕方ないと思いますが、新型肺炎とその状況・リスクはニュースで普通にやっているわけですから、
今起こっているこの状況は情報不足ではありません。じゃあどういうことかというと、私は
「想像力の不足(欠如)」
だと思っています。そしてそれに加えて、
「正常性バイアス」
「同調性バイアス」
の2つのバイアスが絡み合って、この考えられないほど能天気な街の雰囲気になっているのだと思います。
簡単に説明すると、正常性バイアスというのは、(中西の解釈でいいますが)
「緊急災害時などに『まだ大丈夫』『自分だけは大丈夫』と都合よく思い込む心理」
という感じで、同調性バイアスは
「周りの人に無意識に合わせてしまう心理」
という感じですね。心理というか、「認知のゆがみ」なのですが。だからバイアスというわけです。
(実はこの数日、私の身内や友人知人と新型肺炎のことを話していて、危機意識を持っている人がほぼいなかったこともあり)
つまり明らかに危機的な状況が近づいているのに、大勢の日本人がまだそこまで危機感を感じていない理由は、災害時にありがちな「情報不足」ではなく
「想像力の欠如」
「正常性バイアス」
「同調性バイアス」
これらが複雑に入り混じった結果、起こっている現象のような気がしてならないです。
はっきり言って楽観視できる情報・データがほとんどないんですよ。一部にあるといえばあるんですが、到底それで安心材料になりうるものではないと考えてます。
例えば WHO が緊急事態の宣言を先送りしています。その理由というのが
「感染は中国で家族内と医療関係者に限定」
しているから、というのですが、すでに国内でも2人目の感染者が出ています。
そもそもそれだけの理由で武漢やその他の都市を完全封鎖するのかと。
しかもジャーナリストの有本香さんによると、 WHOはSARSの時に中国に忖度し事態を悪化させた過去があるそうです。
WHO(世界保健機関)といえばなんとなく中立に公正に仕事をしてるかと思いきや、特定の国に忖度する。
まあ IMF(国際通貨基金)も上層部に財務省の役人が入り込んで、自分たちに都合のいい情報を垂れ流して、日本を貧困化させているク〇組織なので、 さもありなんという感じ。
ちなみにこんなニュースも本日出ました。
▼新型肺炎の感染者は「少なくとも4000人」──専門家が推計
ロンドン大学の専門家チームが調査した推計では、すでに感染者は「少なくとも4000人」ということです。
ちなみにこの原稿執筆現在で、当局の発表は800人。
私は昨日時点で「1万人」に達している可能性とそう考える理由をお伝えしましたが、
ロンドン大学の「少なくとも4000人」というのは、大学ですから相当慎重に言っているという点も加味すれば、やはり1万人規模になっていても全くおかしくありません。
またこちらの記事では、元東京大学医科学研究所特任教授でNPO法人「医療ガバナンス研究所」理事長の上昌広氏が、
「日本でも数百人の死者が出る可能性」
を指摘しています。まあ、そうでしょうね。。
▼SARS級の猛威 春節で蔓延の新型肺炎“日本でも死者数百人”
死者が数百人と言うとかなり大規模の大地震なみの人数です。
しかも発熱せずに発症する例も複数報告されているので、そうなるともはや見た目では感染者が全くわかりません。
さらに昨日もお話しした通り、SARS研究の第一人者までが感染していて、最新の情報によると、なんとその第一人者の推定では、
「結膜(目)から感染」
した可能性が高いという話でした(゚ロ゚;)
「目」ですよ、「目」!!
これが本当なら(第一人者が言ってるので可能性高そうですが)、もうホラー映画やパニック映画もビックリの感染経路です。
だって、この分野の研究の第一任者ですら、想定していなかった感染経路(目からの感染)なわけですから。
ここまでの話を聞いて、普通に日本語を読める人なら、
「安心できる材料がどこにもない」
と冒頭でいった意味が、わかってもらえるかと思います(。´Д⊂)
でも考え方は簡単です。とにかく「最悪の事態を想定する」ということです。
そして何事も起こらなければ「ああ、結局何も起こらなかった。よかったよかった」でいいわけです。
なんなら「中西さん、めっちゃ恐いこと言ってたけど、ただのビビりやったなw」みたいなア〇な中傷が来る結果になる方が、全然嬉しいですね。
というわけで、
「想像力の欠如」
「正常性バイアス」
「同調性バイアス」
には、注意しておいてください。
それではまた。