こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
最近とっても寒い日が続きますね。
都内はホント寒いのなんのって、もうかなりクレイジーな寒さでございますよ。
ただでさえ新年でいろいろと入り用でフトコロ具合(!)が寒い状況なのに、気温まで寒くて、心も寒くて、ギャグまで寒くて、
もうなんならいっそニックネームも「サム」とか「サム中西」とか、そんな感じにしようかとも思いましたが、よく考えたらそのネーミングセンスというか発想そのものがまた寒いという、
なんかもう完全にグダグダなコンディションに陥ってブログを書いています。足元もすんごい寒いっす。
さて、受験生の皆様におかれましては、もはや当然のごとく体調管理は日々されているかと思います。
この時期の体調管理については、
「ちょっと神経質かな俺(私)?」
と思ってしまうくらいに、細かく気を配るくらいでぜんぜん調度いいと思いますよ。
この時期の体調管理に、やりすぎなどはありませんからね。常識の範囲で、やや神経質なくらいで万全を期してくださいませ。
今回お伝えしたいのは、体調管理と同じくらいに重要で、本番までにやっておいてほしい
イメージトレーニング
というものについて。
スポーツ選手が本番前に入念なイメージトレーニングをしていることは誰もがご存知だと思います。
運動系の部活をやっていた人も、試合にのぞむ前にイメージトレーニングを行った経験がある人も少なくないでしょう。
やった経験がある人ならわかると思いますが、イメージトレーニングは本当に怖いくらいに本番のデキを左右します。
とくにスポーツはマインド勝負の部分が大きいですからね。私がテニスをやっていたときも、
実力がものすごいのに、毎回つい悪い方向にイメージを抱いてしまって、本番になるとやたら弱い、といった選手も少なからずいました。
そして、受験本番においても、このイメトレの重要性はまったく同じです。
センター試験もあと1週間ほどになっていますが、センターも含め、ぜひ受験の本番までに何度も入念なイメージトレーニングをしておいてください。
イメージはリアルであればあるほどいいです。たとえば・・・
朝起きる
家族に声をかけてもらって家を出る
電車に乗る
会場につく
友達と軽く会話
会場の席にすわる
座ったときの椅子の感触
スタートの合図が鳴って問題用紙をめくる
ものすごく集中している自分
ちょっと早めに終わって見直している状況
といった感じですね。今書いたのはかなり大雑把な感じでざくっと流れだけ書きましたが、
実際にあなたが頭の中で描くときは、もっとリアルにイメージしてください。
そのとき、私の考える「イメトレのコツ」が1つあります。
リアルなイメージを持つことは重要なのですが、
あまりにも都合のいい状況だけをイメージしない
ということです。
どういうことかというと、上に書いたスポーツなどであれば、悪いイメージを持つとそのイメージに引っ張られて現実を引き寄せてしまうので、
できる限りベストな状況をイメージする
というのが重要だと思うのですが、
受験本番をイメージをする際に、ベストな状況(つまり自分にとっては最高の状態。悪く言えば非常に都合のいいイメージ)だけを頭に浮かべるのではなく、
こうなったらちょっと嫌かも
と思われる事態もいろいろイメージしておくのです。
もちろん、「試験問題を解く」という点においては、まったく問題が解けない状態をイメージしても仕方がないので
「最高にうまく問題が解けた状態」
を頭に描いてほしいのですが、
それ以外の「結果とは直接関係ない部分」での、「こうなったらちょっと嫌かも」のリアルな状況をイメージ(というか「想定」)しておくわけです。
具体的には・・・
シーンとした緊張感があふれる会場で、みんなが用紙をめくる音だけがひびいている
みんなの鉛筆のカリカリ音が聞こえる
少し足元が寒い感じがする
鼻水が止まらない人が隣にいて気が散る
あるいは自分の鼻水が止まらない
緊張してちょっとだけ寝不足気味
椅子が固くてちょっと痛い
机が斜めになってて若干書きづらい
雪のせいで靴下がちょっと濡れてて気になる
若干便秘ぎみ
若干下痢ぎみ
おなかが少し痛い
歯が少し痛い
まあ挙げだしたらいくらでもありますが、こういった
「こうなったらちょっと嫌かも」
という状況を、リアルに複数のパターンでイメージしておいてほしいのです。
これは、「現実をそのイメージ通りにするためのイメトレ」ではなく
実際にそうなったときの心理的な動揺を軽減する
という目的で、「事前に想定しておく」という意味でのイメトレです。
入試本番は、ふだんの自分ではありえないくらいに神経が張り詰めます。それはつまり、
「ささいなことがいつもの10倍くらい気になる」
という状況に陥る可能性が大いにあるということです。
よって、その「ささいなこと」(本番当日には「ささいなこと」とは思えない可能性大)を、
事前にいろいろなパターンでイメージ(想定)しておくことで、
実際にその「ささいな」事態が起こっても、
「事前に予想していたこと」
となるため、心理面で強気になりやすい(←ポイント!)のです
(だって「想定内」の事態なのですから。「フフフ、やっぱり来たか!ちょっと気になるが、まあ思ってたとおりだぜ」って余裕をかませやすくなります)。
つまり、本番で気になる度合いを激減させることができるということですね。
これは一般的なイメトレとは逆の話になるのですが、
バラ色の本番のイメージ
だけでなく、あえて「こうなったらちょっと嫌かも」と思える「ささいな」事態も、
リアルに、いくつも、事前にイメージしておき、
たとえ本番にそれが起こった場合でも、ほとんど動じないですむような心理状態を作った上で、試験にのぞんでほしいと思うのです。
P.S
とくに現役生は、センター試験が最初の本番になる方が多いと思います。
本番で緊張しすぎて舞い上がらないためにも、イメトレは念入りに行っておきましょう。
「本番で緊張していない自分」をイメージするのではなく、
「本番で緊張しながらも、頭は冷静になって問題を解いている自分」
をイメージしたほうがいいと思います。そのほうがリアルに近いので。
本番で緊張しない人なんていないわけですからね。