- 2013-9-6
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験生によくある勘違いの一つとして、
「過去問=受験直前期に自分の実力を試すもの」
という誤解があります。
つまり、受験の大半は参考書やら問題集で勉強を進めていって、直前期になってから
「最後の総仕上げ的に『力試し』としてやるもの」
みたいなイメージを持ってしまっている人が少なからずいらっしゃるわけです。
が、この認識はあきらかに間違いです。
そういう側面もありますが、過去問に対してそれだけの認識しかない受験生は、足下をすくわれる可能性がとても高いです。
過去問は直前期にも当然やるものですが、そのずっと以前にもやっておいたほうがいいです。というか、少しでも早めに「やっておくべき」です。
大学受験生でいえば、現在の9月初旬の時点で「まだ一度も過去問に手をつけていない(–;)」という人は、
遅くとも今月中に、一度は過去問に手をつけておいてください。(問題を解く時間も本番同様に計ってください)
この時点ではもちろん高得点はとれないので、点数が悪くてもそこまで深刻に気にする必要はありません。
この時期における過去問で大事なことは、「自分が数ヶ月後に受ける試験のレベルを、感覚的につかむこと」です。
「うわー!俺(私)が受ける大学の試験は、こんなに難しいのか!」
ということを、実感として、身にしみて感じる必要があるわけです。
「過去問が解けないこと」が問題なのではなく、「(過去問のレベルを)身にしみて感じたことがない」のが大問題なのです。
まあ、ふつうはショックを受けるのは確実ですけどね(笑)そのショックを受けるために、過去問をやるということです。
過去問を本番さながらに時間も計ってやってみて、自分が受験するレベルを「ガツーン(゚口゚;」と体に覚えさせる。
そこで初めて、本当の意味での「危機感」を感じることができます。
その危機感をリアルに感じることができれば、受験勉強における真剣さが今までの数倍増しになります。
この「リアルな危機感」を持つこと無しに、受験に向かう本当のモチベーションを得ることは難しいということですね。
ぜひさっさと過去問を一度体験して、一刻も早く「リアルな危機感」を持つようにしてください。