- 2013-10-30
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
さて、前回は早起きを成功させるためのポイントをお伝えしました。前回の記事を読んでない方は、まずはこちらをどーぞ。
<前回の記事>
「朝型学習」を成功させる意外な秘訣~前編~
ようするに、前日に早寝するための準備ができたら、最終的にはある程度の「快」的なイメージと、ある程度の「強制力」が働いている状態を作り出すのが、早起きの成功率をアップさせる秘訣だという話でした。
早起きのテクニックというのは、細かいものを挙げていけばたくさんあるのですが、今回はあまり一般的には早起きの秘訣だと考えられていないポイントをご紹介。
結論から言いますが、それは
【 「前日の夜」に、翌日のTodoリストを作成しておく 】
ということです。1日の生産性アップとかの話ではなく、これが「早起きの秘訣」になるのです。
もちろん、前提として前回お話したような早起きするための心身の準備や、「明日は早起きするぞ!」という強い気持ちは必要です。
そこをクリアしたあとに、最後の一押しとして、この
【 「前日の夜」に、翌日のTodoリストを作成しておく 】
という作業が、翌日の早起きを成功させるか・失敗に終わるか、あるいは気持ちよく快適に早起きできるか、グダグダして起きられないまま二度寝するかを決める決定打になるのです。
イメージをつかんでもらうために、あなたが寒い朝に、布団の中で目覚めたその瞬間を思い浮かべてみてください。
目覚ましがピピピピと鳴った!あなたは眠りの世界から現実の世界に引き戻される。
「・・・くっ、わかってるって!!うっせーよタコ!!」
とか思いながら、バシっと目覚ましを叩き割るように止めた!
さあ、あなたは今から体の上の掛け布団を払って、温かい布団のぬくもりから脱出し、起き上がらなければいけない(ノ_-。)
・・・という、まさに早起きに成功するか、成功しないか、その分かれ道にいるこの瞬間。
だいたい、頑張って早起きをしようとチャレンジする人は、ここまでは出来るわけです。つまり、布団の中で目を覚ますまでは。
失敗するパターンというのは、ほとんどの場合、この分かれ道に来たときにスクっと起き上がることができない場合が多いのです。
この分岐点で、あたたかい魔の楽園(=布団)から脱出させる「最後の一押し」は何かといえば、
【 「起きた後にやること」が決まっているかどうか 】
なのです。つまり、この日のTodoリストが、その時点でしっかり完成しているかどうか。
その「今日やることが決まっている感」が、あなたを起床に導くための「最後の一押し」をしてくれるプッシュボタンになります。
逆に、今日やることも、朝起きてやることも何もまだ決まっておらず、「とりあえず起きてから考える」という状況になっていた場合、
「最後の一押し」をするプッシュボタンがないために、「うーん寒い。もうちょっと寝よう」と早起きを妥協することになってしまいやすいのです。
イメージはわきましたでしょうか?
「朝起きてやること(今日やること)」が、「起きた瞬間」のそのタイミングで、すでに決まっているかまだ決まっていないかによって、大きく早起きの成功率に影響を与えてしまうということです。
寝る前から「朝起きてやること(翌日やること)」がしっかり決まっていると、起きた後に朝の澄んだ空気の中で、気持ちよく「何を」勉強するかがしっかりイメージできます。
結果、前回お話した、ある程度の「快」のイメージを寝る前から持ちやすくなります。
また、「朝起きてやること(翌日やること)」がしっかり決まっているということは、寝る前から「朝寝坊をしたら1日の予定が狂う」ことがハッキリしているわけです。
これがようするに、前回お話したある程度の「強制力」になります。つまり、
【 「前日の夜」に、翌日のTodoリストを作成しておく 】
ということ(少なくとも「朝のTodoリスト」だけでも作成しておくこと)は、早起きを成功させるために必要な、ある程度の「快」のイメージと、ある程度の「強制力」という、2大ポイントを両方得ることができる一挙両得の方法なのです。
この「翌日のTodoリスト(or朝のTodoリスト)」を明確に決めないまま寝てしまうせいで、「最後の一押し」のパワーが働かず、
翌朝せっかく目覚めたのに、布団の中で「もうちょっとだけ(*_*)」とか「今日はもういいや(>_<)」とグダグダになって、再び眠りの世界へ舞い戻ってしまう人がいかに多いことか。
そのグダグダを抑え、寒さを乗り越えてスパッと気持ちよく起きることができる方法が、
【 「前日の夜」に、翌日のTodoリストを作成しておく 】
という方法だったのです。というわけで、早起きを本気で成功させたい人は、前夜に必ず翌日(もしくは朝)のTodoリストを作成しておいてください。
それが、分岐点に立ったときの「最後の一押し」になってくれます。
あまり早起きのテクニックとして言われる部分ではないのですが、私は個人的にこれが最大のポイントだと思っています。
あなたも早起きを決意したときは、ぜひその決意した日の夜に、翌朝の「最後の一押し」を仕掛けておいてください。