- 2013-8-29
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
大学受験生の人は、夏休みも残り数日となった人が大半だと思いますが、
昨日の記事にも書いたように、残り3~4日であっても、やれることは少なくありません。
本気で取り組めば、3~4日もあればかなりのことが出来るのです。
ただ、もしこの時点で夏休みの予定が、全体的にとても中途半端にしか進んでいない状態の人は、
残りの数日をまんべんなく勉強していても、おそらく中途半端な形のまま夏休みを終わってしまう可能性が高いわけです。
もちろん、「計画が中途半端に終わってもいいから、夏休みの間に進めるだけ進めておく」という考え方もあるわけですが、
その場合、残り数日で全教科的にそれなりに勉強できたとしても、「ある大切な感慨」を持つことができないのです。その感慨というのは、
「夏休みに、私はこれをやりきった!」
という感慨です。
つまり、最低でも何か1つ以上、「夏休みに自分はこれをやった!」という証があれば、
夏休み以降の受験勉強においても、その事実が自信につながっていきます。
夏休みの予定が狂ってしまった人が、あと残り数日を、順調に夏休みの予定が進んでいる人と同じようにまんべんなく勉強を進めてみても、
勉強自体は進むでしょうが、「夏休みに自分はこれをやったんだ」という感慨も証も生まれません。場合によっては、
「これだけ長期の夏休みがあったのに、自分はいったい何をやっていたんだろう(>_<;)」
というむなしさを感じて、その自己嫌悪を受験生の間ずっと引きずってしまう人もいるかもしれません。
よって、現時点でそのようなむなしさを感じかけている人、このままいけば間違いなく夏休みに何かをやった感慨が一つも得られないと感じる人は、あえて残りの数日は、その数日でやり切れそうな分野の勉強を
「何か1つだけ」ピックアップして、その分野の勉強にだけ専念する
という方法をとるのも一つの手なのです。
たとえば、夏休みに古文の文法を全部終わらせる予定だったのに、まだ7割くらいしか進められていないとします。
他にもいくつかそんな予定通り進んでいない分野があったとしても、残り数日はその古文の文法にだけ特化して、残り3割を勉強しまくる。
そうすることで、残り数日をまんべんなく全教科的に勉強していたら、せいぜい8割くらいで中途半端に終わっていた古文の文法が、
一気にそれだけやることで、「夏休み中に古文の文法を終わらせた!」という事実を作ることができます。
たしかにそのせいで、残り3~4日で進められるはずの他の分野の勉強が止まってしまうわけですが、
あとわずかの日数で全体的に中途半端に勉強を進めることと、「古文の文法だけは夏休み中にやり切った!」という感慨を持てることを天秤にかけて、
あなたにとって、どちらが9月以降の自信につながるかを考えてみるのです。
後者の方が自信につながりそうであれば、あとは思い切って、残り数日をその「一つのことだけ」に絞って、集中して勉強する。
これまで夏休みの予定が中途半端になっている人は、そういう形でウルトラC的に最後の数日を使い、
夏休みに失いかけた自信を取り戻す方法もあるのです。(その意味で、この方法で絞り込む「一つのこと」は、できるだけ受験において「重要なジャンル」がいいです。)
あくまで夏休みをこの時点で後悔している人向けの対応策ですが、
一つでも「夏休みに自分はこれをやった!」という証があるのと、全く無いのとでは、
計画面においても精神的な部分においても、その後の展開が大きく変わってきやすいのです。
残りあとわずかの夏休みですが、計画が中途半端に終わりかけていて、若干でも後悔している人は、夏休み最後の挽回策として、よかったらこの方法を試してみてほしいと思います。
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