- 2013-8-23
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強において、かなり利用頻度の高い文房具の1つに「ノート」があります。
利用頻度が高いというより、もうほとんどの受験生が毎日なんらかの形でノートを使って勉強をしていると思います。
おそらく、ノートをまったく使わないで勉強を進めることができる科目というのは、ほとんど無いのではないでしょうか?
学習マップやカードを中心に勉強をする場合でも、それを作成する前の段階で、授業や参考書の内容をまとめるときにノートを使っていたり、別途まとめノートを作成したりすることもあるわけです。
そう考えると、受験生にとってノートという文房具は、どんな科目でもほぼ必須のアイテムと言えるわけですが、
意外にも、そのノートの使い方については、誰からも教えてもらえないことがほとんどです。
たまに丁寧な先生であれば、「この授業は、このようにしてノートをとりなさい」と最初に説明してくれることもありますが、
大半の授業では、「ノートの取り方は、あなたのご自由に」といわんばかりに、そこには一切ふれないことが大半ではないでしょうか。
「自由でOK」というルールほど、逆に自分で考えないといけないので、その授業が始まった当初はノートの取り方に試行錯誤することが多いわけですね。
よって、結果的に同じ授業を受けていても、ノートの取り方は人によって千差万別になります。
そもそも、ノートの大きさや種類も(ルーズリーフにするかも含め)まったく何を選んでも自由ですし、
見開きをどう使うか、どれくらいの余白を作るか、どんな色分けをするかも、全部自分で決めていく必要があります。
授業を受けている全員が、そんな自由度の高い中でノートを作ることになるわけですから、
必然的にみんなのノートの取り方は、意外なほどバリエーションに富んでいることが多いわけですね。
でも、案外そんなみんなのノートを見せてもらう機会というのは、あまりありませんよね。
試験前にノートの貸し借りをする人は見る機会もあるかもしれませんが、ふつうはかなり仲のいい友達同士でも、あまり他人のノートを見る機会はありません。
が、実は他人のノートというのは、自分ではまったく気づきもしなかった使い方をしていることも多く、
2~3分見せてもらうだけでも、とても参考になることが多いのです。
上記の通り、多くの場合、ノートの使い方というのはかなり自由度が高いことが多いので、みんなが各自工夫してノートを使っています。
そんな他人の工夫の中には、自分では到底思いつかないような、面白い工夫も多いわけですね。
その友人の中では完全に当たり前になっている使い方であっても、あなたがそれを見れば、
「なるほど、こういう書き方(使い方)があったか!」
「なるほど、こういう余白の開け方があったか!」
「なるほど、こういう色の使い分けがあったか!」
「なるほど、こういうメモの取り方もあるわけか!」
などと多くの気づきを得られる、(あなたにとっては)斬新な使い方だったりするわけです。
そこで知った、友人にとっては当たり前のノートの使い方が、あなたにとってはとても大きな気づきになったり、
その気づきによって、ノートの使い方が一気に効率アップすることもあります。
ですから、友人のノートを見せてもらうことは、思いのほか気づきを得られることも少なくないわけです。
友人も別にノートを人に見せて損することはないので、たいていは見せてくれるはずです。お願いの仕方は簡単で、
「この授業(or問題集)さ、ノートってどうやってとってる?俺(私)、どうもいまだにノートの取り方がつかめないんだよね。」
などと言えば、よほど秘密主義の友人でもない限り(笑)、ふつうは見せてくれるはずです。
ノートの取り方は自由度が高いだけに、他人のノートはあなたにとってはアイデアの宝庫です。
ぜひ、友人のノートの使い方を見せてもらって、あなたの気づかなかった新しい使い方を探してみてほしいと思います。