- 2013-8-15
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 模試の対策テクニック
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験生にとって、勉強のやる気が一気に高まる瞬間というのがいくつかありましてその中でトップクラスに君臨する「勉強のやる気が高まる瞬間」というのが、
【 模試でショックを受けたとき 】
です。・・・このショックを擬音で表現するなら「ガーーーン」、絵文字で表現するなら・゚・(ノД`;)・゚・か(;д;) か、よくても(;`O´)という感じ。
ただ、模試で受けるショックというのは、結果的に考えると、トータルではどちらかというと「良い意味」に近いです。
模試でショックを受けるというのは、ようするに、模試でなんらかの不本意な結果をまねいたということですが、(たとえば判定、点数、問題の出来不出来など)
多くの場合、それが明日からの勉強に向かうモチベーションに、大きくプラスの影響を与えます。
通常は、模試というものがどういうものか理解できていれば、「結果が悪かったからやる気が失せる」というよりは、
「結果が悪かったから、危機感が一気に高まり、やる気に火がつく」
という流れになることが多いわけです。
とくにこの時期(の大学受験生)であれば、模試を受けていい結果が出ることは少ないです。ほとんどの場合、不本意な結果を残すことになります。
なぜなら、現時点では、まだ夏休みの勉強すら終わっておりませんし、それが自分の実力になるまでは、何度も復習していく必要もあるため、
模試に反映されるほどの実力として根付くまでに、タイムラグがあるからですね。
よって、夏休みに受ける模試なんて、自分が納得できるいい結果が出るほうが難しいのです(とくに現役の高3生)。
とはいえ、それを理解していたとしても、実際に模試を受けて結果が良くなければ、
やはり一定以上のショックを受けることは避けられず、緊張感・危機感が一気に高まるわけですね。
つまり、夏休み(もしくはその直後くらいまで)の模試は、
1、結果が悪いのは当たり前
2、でも実際に悪い結果を見ると、ショックを受ける
3、そのショックで、勉強へのやる気が高まる
という傾向があり、「ちょうどいい案配で、勉強に向かうやる気を手に入れることができる」といえるのです。
だから、夏休み中~夏休み終わった直後あたりに、一度も模試を受けないのは非常にもったいないです。
もう一度いいますが、この時期の模試というのは、結果が良くないのはほぼ当たり前なので、「いい結果を出すため」に模試を受けるのではなく、
【 ショックを受けるために模試に行く 】
という考え方でいいのです。そのショックが、あなたの緊張感を一気に高めてくれるから。
まるでアントニオ猪木のビンタのようなものですが(笑)、マンネリ化している受験生活に、ショックを受けて闘魂を注入するためにも、
この暑苦しい中、わざわざ会場まで足を運んで、交通費も払って、模試を受けに行くことが重要なのです。
この時期は「良きショックを受けるため」に、模試を受けに行きましょう。