- 2013-9-15
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 志望校・進路の決め方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
暑苦しい夏も過ぎ去ってようやく秋らしくなってきましたが、
同時に大学受験生の方は、本番までの時間も着実に「残り時間」が減ってきています。
ここから受験本番までの時期には、学校の先生と進路について相談する機会を持つ人も少なくないと思いますが、
学校の先生のアドバイスというのは、本当に先生によっては全く信頼できない場合がありますので注意が必要です。
なぜこんなことを言うかといいますと、これまでこのブログの読者さんやらOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)のメンバーから、
もう何度となく、学校の先生の中には受験生の進路について「とんでもアドバイス」をする方がいらっしゃることが判明しているからです。
その具体例については過去何度かこのブログでも取り上げたので今回は省略しますが、受験生の方にまず知っておいてほしいのは、
学校の先生のアドバイスが、必ずしも正しいとは限らない
という事実です。(専門科目のアドバイスの話ではなく、進路関係のアドバイスについてです)
あまり詳しいことを知らない受験生からすれば、進路について学校の先生の言葉を信用してしまう気持ちはわかりますし、
また正しいアドバイスをしてくれる先生も当然たくさんいらっしゃいますから、全否定する必要はないですが、
進路のアドバイスを受けているときに、そのアドバイスについて、自分の中で何らかの“違和感”を感じたときは要注意です。
というのは、大人の話をしてしまいますと、学校も生徒が毎年入ってこないと運営ができなくなるわけで(とくに私立)、
その意味で、その学校の「合格実績」というのは一つの重要なポイントになってきます。
学校によっては、「現役での合格率を出来るだけ高めたい」という意向を持っている場合もあるでしょうし、
「国公立大学の進学実績を増やしたい」と考えている場合もあります。現に私の出身高校はその傾向が強い高校でした。
そうやって学校として生徒の進学実績を高めたいと考えるのは別に悪いことではありませんが、
その傾向が強すぎたり、それが最優先してしまって生徒にとって一番幸せな道を考えることなど二の次になってしまう学校・先生もいるのです。
ひどい先生の場合、「お前があの大学になど受かるわけないだろ。この大学にしておけ」と何の根拠もなく志望校を否定したり、
「行きたい大学」ではなく「確実に行ける大学」(でも全く行く気のない大学)を、生徒の気持ちなど全く聞こうともせず、一方的に押しつける先生もいるのです。(その方が現役合格率が上がるから)
このブログの読者さんで、わざわざ私に上記のような先生からのアドバイスを真に受けるべきかどうかの相談をしてきた受験生がこれまでかなりの数いるのですが、
そう考えると統計学的に考えても全国には相当な数のそういう「とんでもアドバイス」をする先生がいると推測できてしまうのです。
で、あなたが運悪くそれらしき先生に当たっていたら、まずは自分の直感でいいので、そのアドバイスに「違和感」を感じるかどうかチェックしてみてください。
違和感を感じるなら、その先生が
「果たして本当に自分のことを思ってアドバイスをしてくれているのか、学校や先生自身の実績など、別の目的がメインでアドバイスしているのか」
を考えてみてください。勘でもいいです。その勘はけっこう当たるものですから(笑)
「この人、本当は俺(私)のことを思ってアドバイスしてないだろ」
と直感的に思い、なおかつそのアドバイス内容に違和感があるなら、もうその先生のアドバイスは一切無視してかまわないと思います。
第三者の私があまり偉そうに言いたくはないのですが、実際本当にくだらないアドバイス(というより生徒の人格を全否定するような、人として最低レベルの発言)をする先生が時々いますから。
運悪くそんなハズレくじを引いた人は、別の先生か先輩か塾の先生など、あなたが信頼できる人に相談したほうがいいですね。あるいは、あなたが自分の頭で考えて決断しましょう。
というわけで、今回は「学校の先生のアドバイスは、必ずしも正しいとは限らない」というお話でした。
学校の先生を全面的に信頼していて、そのアドバイスに苦しんでた人は、再考するときの参考にしてみてください。