- 2013-8-16
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
自分が受験する科目を、よく得意科目・苦手科目という形で分類をすることがありますが、
受験生にとっては、このうちとくに苦手科目をいかに克服できるかが、受験の合否のカギを握ってきます。
ただ、「苦手」と言ってもその状態にはピンからキリまであるわけですが、大学受験生の場合、この時期でもまだ特定の科目に対して
「自分はこの科目が本当に恐ろしく苦手だ(ノД`;)」
くらいの、とても大きな苦手意識を持っているとしたら、それはもう苦手科目という類のものではないです。
というのは、大学受験生は4月から「受験生」と呼ばれるようになるわけですが、そう考えるとすでに受験生の期間は、もうおよそ半分くらいが過ぎているわけです。
この時点で、まだ特定の科目にそこまで大きな苦手意識を持っているとしたら、
それは単に、その科目の勉強がほとんど進んでいないだけ、の可能性が高いからです。思い当たるフシはないでしょうか。つまり、それは
【 苦手科目ではなく、単に知識が無いだけの科目 】
ということです。
少し前にも別のテーマで話ましたが、どんな科目でもある程度勉強が進んでいけば、苦手意識というのは少しずつ薄まっていくものだからです。
もちろん、その苦手意識を0にすることはできないかもしれませんが、その科目の勉強が進むにつれて、理解できる分野もどんどん増えて行くわけですから、
少なくとも、受験で要求されるレベルの問題は少しずつ解けるようになって行くはずです。(というか、そうなってないなら、かなり問題です(-_-;))
つまり、いくら苦手科目とはいえ、ある程度勉強が進んでいけばそこまで大きな苦手意識は残らないのです。問題集の問題は解けるようになって行ってるわけですからね。
この受験生活半ばの時点で、未だに特定の科目に対してそこまで大きな苦手意識があるようなら、
それは全く勉強が進んでいない証なのでかなり問題ではありますが、逆に解決方法は簡単だともいえます。
その科目の勉強がまったく進んでいないのが原因ですから、単にその勉強を進めて行けばいいだけだからです。
当然他の科目とのかねあいもあるでしょうから、時間配分を考えないといけませんが、
苦手意識が大きければ大きいほど、それは単なる「知識が極端に少ないだけ」の問題である可能性が高いです。
よって、解決策は「勉強時間を増やせばいい」というだけ。ぜんぜんややこしい話ではありませんね。
私が受験生時代に習っていた、古文の人気講師吉野敬介先生のロングセラーに「だからお前は落ちるんだ!やれ!」という本がありましたが、
苦手意識の克服というのはまさにそれ。解決策は、さっさと「やれ!」というだけの話であります。
それ以外に苦手意識を払拭し、その科目を克服する方法など無いということです。
あまりにも苦手意識が大きくなっている科目がある人は、変に深刻に考えずに、
まずは上のように、その苦手科目に対する「考え方」を変えることが、克服するための第一歩になりますね。