- 2013-8-14
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強が進んでいって、ある程度「応用レベル」に入ってくると、参考書や問題集に書いてある内容が「イマイチよく理解できない(-_-;)」という場面に遭遇することがあると思います。
そこで頑張って、何とか理解しようと努力することも大切ですが、ある程度頑張ってみて、それでも理解できない場合は、
あまりその部分で長時間立ち止まらずに、いったんその内容はわきに置いて、次に進んでいくほうが結果的に近道になることが少なくないです。
わからないまま放置して次に進むのは、少し気持ち悪いと感じる人もいるかもしれませんが、実際のところ
とりあえず次に進んでみると、そのわからなかった箇所の関連情報にどんどん出会って、あるとき
「前回のあのわからなかった部分は、そういう意味だったのか!」
と、別の角度から、前回わからなかった箇所の解決策が見つかることが多々あるのです。
たとえば、全部で100ページある参考書をやっていて、30ページ目でよくわからない内容にぶつかったとします。
ちょっとがんばって30ページ目をやってみたけど、どうも書いてあることが理解できない。そこで、さっさと次に進んでいくと、
60ページ目あたりで、数日前に30ページ目でわからなかった箇所が、あっけなく理解できるようになる、ということが少なからずあるわけです。
理由は簡単で、30ページ目の時点より、60ページ目まで進んだ自分のほうがレベルが上がっているからです。
30ページ目でわからなかったことも、ページをどんどん進めていくうちに、少しずつ自分のレベルが上がって、
60ページ目になったときには、もう30ページ目の意味がわかるようになっている。
そういったことが、どんな科目でもありえます。だから、一番時間がもったいないのは、30ページ目であまりにも延々と長時間悩み続けることです。
そうやって長時間悩み続けることに意味があるかどうか、悩みながらも少し考えてみてください。
長時間悩むことにあまり意味が無さそうなら、ちょっと気持ち悪いかもしれませんが、思い切って一度次に進んでみましょう。
もちろん、それで必ずあとで理解できるようになるとも限りませんが、そもそもあとになっても理解できないのであれば、そのまま長時間かけて努力しても理解できなかった可能性が高いのです。
よって、とりあえず次に進んでいくことで、自分のレベルが向上することによって、あとで解決できるようになる可能性に賭けてみる。
そのほうが、確率的に考えても、トータルの時間効率が良くなる場合が多いです。
つまり、わからない箇所に出会うたびに、延々と立ち止まっている人よりは、とりあえずどんどん進めていく人のほうが、結果的に、短期間で実力がアップする可能性が高くなるということです。
わからない部分を残したまま、次にいくのは気持ち悪いかもしれませんが、そこは変に完璧主義にならずに、
「どんどん先に進めていくこと」
を優先しながら勉強を進めて行くことが、早く実力をアップさせるコツですね。