- 2013-8-25
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
いよいよ8月も残すところ、わずか1週間ほどになりました。
今のうちに大学受験生の人には、夏休みが終わるまでに注意しておいてほしいことがあります。それは、
【 9月以降に、夏休みの「残骸」を残さない 】
ということです。
どういうことかと言いますと、「残骸を残す」というのは、ようするに本来であれば夏休み中に終えておくべきものを、
ズルズルと9月に「持ち越してしまう」ということです。
たとえば、夏期講習の復習だとか、夏休み中に受けた模試の復習だとか、
そういった「とくに夏休み中に終わらせておくべきもの」を、9月以降に持ち越さないように、
最後の1週間のうちに、「なんとしてでも終わらせる!」という覚悟を持つと言うことですね。
これは単に「夏休みにやる予定は、夏休み中に終わらせる」というだけの話ではありません。
もちろん、予定は決めたとおりに終わらせたほうがいいわけですが、場合によっては夏休み中に終わらなかったものについては、
9月以降にズラしてやらざるをえない、ということもあるでしょう。
ただし、上記のような夏期講習の復習だとか、夏休みに受けた模試の復習といった「とくに夏休み中に終わらせておくべきもの」については、
それを9月以降に持ち越してしまうと、一気にその勉強に向かうテンションが下がってしまうからです。
これは受験勉強に限らずなんでもそうなのですが、「それをやるのに、もとっとも適したタイミング」というものがあります。
そのタイミングを逃してしまうと、効果が低下したり、やる気が低下したりしてしまうような、「やるなら今でしょ!」(※パクリではありません)というタイミングがあるわけですね。
夏休みに受けた「夏期講習の復習」であれば、理屈的には8月中に終わらせても、受験に間に合うなら多少遅れて9月に入ってから取り組んでも大差はない、ともいえるわけですが、
人の心理はそう単純なものではなくて、8月が終わり、夏休みが終わって2学期になってしまうと、
夏休みにやった講習が、一気に「過去のもの」になってしまい、その復習に取りかかるテンションが下がってしまうわけです。
夏休みに受けた模試の復習も同じで、遅くとも夏休み中には終わらせておかないと、
9月に入ってから取りかかろうとしても、もう2学期の授業がスタートしたり、他にも新しくやるべきことが押し寄せてきて、一気に
「夏休みの模試の復習なんて、今さらもうどうでもいいや(@_@)」
という気分になってしまいやすいのです。そうなったら、もうほぼオシマイですね。夏休みの模試の復習なんて、もうやろうという気分にならないまま、時間だけがすぎていくでしょう。
そうなった場合、せっかくお金と時間を投入して受けた模試なり夏期講習なりの効果が、半減してしまうわけです。
半減くらいならまだいいですが、もっと効果が低下することもあるはずです。
極端な話でも何でもなく、復習をしないまま終わったのなら、自分の知識としてしっかりと身につかないので、
そこに投入した時間が、ほとんどムダに終わってしまったといっても過言ではないわけです。
よって、そういう「夏休み中にやっておくべきこと」については、決してこのタイミングを逃さずに、最後の1週間でガッチリ終わらせて、
「夏休み中にやるべきこと」にはトドメをさせてしまってください。
くれぐれも、9月以降に先送りしてしまって、そのままやる気を失って、手をつけないまま終わってしまうような結末を迎えないように注意しておいてほしいと思いますね。