- 2013-7-19
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 夏休み・冬休み・春休みの勉強法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
大学受験生・高校生は夏休みに入ったわけですが、夏休みの計画を立てるコツは、
「夏休みの最終日に、自分はこうなっていたい」
という「目指す自分の状況」をまず詳細に設定することです。
このときのコツは、必ず「達成できたかどうかを計測できる目標」を設定すること。
たとえば、夏休み明けには、「センターレベルの英語の長文をスラスラ読めるレベルになりたい」みたいな目標ではダメだということですね。
なぜなら、それが達成できたかどうか、正確に計測できないから。「スラスラ読める」というのは、あなたの主観でしかありません。
これでは目標というより「目的」になるのです。目標を設定する場合は、しっかりと数字を入れる必要があります。
数字を入れるというのは、たとえば「夏休みの最終日までに、○○出版の『センター英語長文問題集』を3回やる」といったものですね。
こういう目標にしておけば、達成できたかどうか、もし達成できなかったとしたら、どれくらい残して達成できなかったか、といった点が、夏休みの最終日に明確にわかってしまうわけです。
何度もいいますが、ポイントは目標に数字を入れること。上の例なら「3回」という部分です。このように数字が入ると、ほとんどの場合その達成度を計測できます。
ただし、念のため言っておきますが、同じ数字でも「偏差値」を目標にしてはダメですからね。たとえば「夏休み明けの模試で、英語の偏差値60をとる!」とか。
これだと偏差値60を達成できか否かは模試を受ければ判明しますが、そこに至るプロセスをまったく計測できません。
つまり、プロセスを計測できない目標は、その目標に行き着くまでの具体的な手順があいまい・不透明になるからダメなのです。
同じ数字でも偏差値のような数字は、そもそも目標として設定するものではないということ。
「問題集を3回やる」という目標なら、そこに至るまでのプロセスで、進捗度合いをチェックできます。
「今1回目が終わった」「2回目に入ったけど、あと1週間しかない」とか、すべて途中経過と残り時間をはかりながらチェックできます。目標というのは、このように、
1、数字で設定する
2、途中プロセスがチェックできる
という2つの要素を満たしていないと、ほとんど設定する意味が無いのです。
というわけで、くれぐれもあいまいな目標を作ってしまわないように注意しておいてください。あいまいな目標では、あいまいな夏休みにしかなりません。
「夏休みの最終日に、自分はこうなっているんだ!」というイメージを、すべて「数字化」しておいてくださいね。